Go to contents

ビーチバレーとサッカーさえあれば…ブラジル人を盛り上げる五輪2種目

ビーチバレーとサッカーさえあれば…ブラジル人を盛り上げる五輪2種目

Posted August. 18, 2016 08:05,   

Updated August. 18, 2016 08:07

「サッカーとビーチバレーさえうまくいっていれば問題ないです」

16日(現地時間)、リオデジャネイロのコパカバーナビーチで会った地元住民のカリオカ・クララ・ボルヘス氏に、「リオ五輪でブラジルの成績が思わしくないけど、どう思うか」という質問に返ってきた言葉だ。彼は、ビーチバレーボール競技場のすぐ隣のビーチにあるパブで友達と一緒にテレビで中継されていたブラジルとスウェーデンの女子サッカー準決勝を見ていた。ブラジルはPK戦の末にスウェーデンに負けて決勝進出に失敗した。パブにいた人々は急いでビーチバレー競技場に向かった。

ビーチバレー競技場の中に入ると、ブラジルのサッカー代表チームのユニフォームを着た観客が観客席を埋め尽くしていた。その中の一人、カミラ・メル氏は、「米国の人たちは自分たちがビーチバレーを作ったと言っているが、コパカバーナビーチはビーチバレーの魂が生きている場所だ」と強調した。ブラジルがドイツを相手に得点を挙げるたびにサンバ音楽が会場に鳴り響いた。

ビーチバレーの入場券は買うこと自体が難しい。土曜の14日の試合は、前列の席のチケットは、1500レアル(約52万ウォン)で不正転売されていた。大会組織委員会も、同日夜11時59分に女子部競技を割り当てるなど、競技場を「クラブ化」し、多くのファンが訪れるよう誘導した。

ブラジル人がとりわけこの2種目に熱狂しているわけではない。統計資料で各種の社会問題を解釈するウェブサイト「ファイブサーティーエイト・ドットコム」(www.fivethirtyeight.com)は、4年前のロンドン五輪では、世界のテレビ視聴時間の基準に人気種目のランキングをつけ、その人気度に応じてメダルの価値を計算した。それによると、サッカーの金メダルは他の種目の金メダルの12.9個(1位)ほどの価値があった。ビーチバレー(7.7個)もバスケットボール(8.0個)に次いで3位だった。人気面では、この2種目で金メダルを獲るだけでも他の競技の金メダル20個分の効果を上げることになる。

この日、ビーチバレーの準決勝結果も、ブラジル人たちの望み通りとなった。男子部ではアリソン・セルッティ(31) 、ブルーノ・オスカーシュミット(30)組が、女子部はアガタ・ベドナルズク(33)、バルバラ・セイシャス(29)組が決勝進出を決めた。五輪4連覇を目指すブラジルに足をすくわれた米国代表のケリー・ウォルシュ・ジェニングス(38)は、「私たちを応援してはくれなかったけど、情熱的なブラジルのファンを愛する。彼らは常に私たちがベストを尽くすようにしてくれる」と話した。

ブラジルは同日までに、金メダル3個、銀メダル4個、銅メダル4個の総合順位15位をマークしている。2004年のアテネ五輪の時、ギリシャ(15位)以降、開催国としては最悪の成績が予想されている。それでもビーチバレーとサッカーの金メダルが残っている以上、ブラジルの人々が落胆するはないだろう。男子サッカー代表は、17日午後1時、ホンジュラスと準決勝を戦う。



리우데자네이루=황규인 リオデジャネイロ=ファン・ギュイン記者 기자