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バスケ・東部の許雄が、新体操の孫延在に応援のメッセージ

バスケ・東部の許雄が、新体操の孫延在に応援のメッセージ

Posted August. 05, 2016 07:56,   

Updated August. 05, 2016 08:19

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昨シーズンのプロバスケットボールで許雄(ホ・ウン=東部・23)は誰よりもたくさんの応援を受けながらコートを駆け巡った。プロ2年目で錚々たる先輩たちを交わして「オールスターファン投票」で1位になる感激も味わた。応援の力を知っているからこそ、今回直接応援に乗り出した。リオデジャネイロ五輪でメダル獲得に挑む新体操の孫延在(ソン・ヨンジェ=延世大学・22)のためだ。

許雄は、これまで孫延在の応援をもらってばかりだった。大学1年後輩の孫延在は、延世大学バスケットボール部の競技場に足を運んで応援を惜しまなかった。「学校でバスケの試合がある時は孫延在さんが良く見にきてくれたんです。大学の中で見かけたら挨拶したり、学生食堂で何度か一緒に食事をしながら親しくなりましたね」。

五輪を控えて孫延在に応援のメッセージを伝えることにした許雄は、バスケットボールコートの片隅で真面目に応援のメッセージを一字一句しっかり書き上げた。「孫延在さん、リオ五輪で頑張ってください!」。字がうまく書けたと満足気だった許雄は、しばらく考え込んでは、「応援します!」を書き加えた。

「お互い練習で忙しいので久しく会っていません。また再会できたらちょっと照れ臭いかも。(笑)」。

孫延在は、これまで練習で韓国よりはロシアに滞在する時間の方が長かった。許雄も大学3年の時プロ入りし、早く大学を離れた。昨年の光州(クァンジュ)ユニバーシアードでは二人とも代表選手として参加したが、日程のため応援に行けなかったとのが心残りだと言う許雄は、「リオで、孫延在さんにこのメッセージを必ず伝えてください」と念を押した。

新体操とバスケットボールは、いずれも身体能力が競技力に大きな影響を与える競技だ。だからこそ、二人が感じる悩みにも共通するものがある。孫延在は高身長を活かしたダイナミックな演技を強みとする欧州の選手たちと差別化を図れるようなプログラムを悩んでいる。許雄も、自身より20センチ以上は高い外国選手との当たりで負けないために体力を強化しなければならない。

2020年東京五輪への出場を夢見る許雄は、今回が最後の五輪になる可能性が高い孫延在に対し、「新体操選手の引退がそんなに早いとは知らなかった。大学時代から良く聞いていました。物凄く努力していると。最後の大会になるだけに、良い結果が出ることを願っています」と話した。

許雄は孫延在へのお願いの言葉を一つ託した。「次のシーズンには東部の試合にたくさん応援に来てもらえると嬉しいです」。



임보미기자 イム・ボミ記者 bom@donga.com