
今季のメジャーリーグで30回以上を投げた他のリリーフ投手と比較しても、呉昇桓の活躍は群を抜くものがある。防御率はもちろんのこと、奪三振(42個)でも呉昇桓はリーグ1位だ。コンタクト率(打者のスイングが投手のボールに当たる割合)も61.8%で最も低い。そのポジションの代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを表すWARも2位だ。シーズン開幕前にメジャーリーグの統計システム「ZiPS」が予想した今季成績(43回の防御率3.07、49奪三振)を大きく上回る成績だ。
圧倒的な投球の秘訣は、何といってもスライダーだ。メジャーリーグの統計サイト「ファングラフス」によると、呉昇桓は7日までの全投球数506球の23.5%に当たる119球がスライダーだった。リーグ全投手(14.9%)に比べてスライダーを投げる割合が圧倒的に高い。好成績も、その比率と正比例している。呉昇桓が投げたスライダーの被安打率は0.061でファストボール(0.190)、チェンジアップ(0.250)よりも遥かに低かった。スライダーで奪った三振だけでも16個。スライダーのコンタクト率は47.7%で、全球種の中で最も低かった。
呉昇桓のスライダーの強みはスピード。スライダーの平均球速は85.1マイルでリーグ平均(84マイル)を上回っている。呉昇桓の専売特許である「重い球質」のストレートの平均球速(92.3マイル)がリーグ平均であることを考えれば、スライダーの比較優位は明らかだ。
強い握力を使ってボールに強力な回転をかける呉昇桓の投球スタイルが、公式球とぴったりの相性となっているとの見方もある。縫い目が相対的に高く、ボールの表面に泥を塗って滑りをなくしたメジャーリーグの公式球が呉昇桓のスライダーにプラス効果をもたらしているという。実際、呉昇桓はシーズン序盤に公式球に対して何度も満足感を示していた。
一方、シアトルの李大浩(イ・デホ=34)、ピッツバーグの姜正浩(カン・ジョンホ=29)、ボルチモアの金賢洙(キム・ヒョンス=28)は7日の試合に出場しなかった。
강홍구기자 カン・ホング記者 windup@donga.com






