ベストセラーのパロディクッキｋングブック、「チキンの５０通りの影」

「『あなたを調理したい』。彼がささやく。『丸ごと』。あ、どうしよう。私の体は心底から熱くなる」

誤解しないでほしい。クッキングブックのことだ。「チキンの５０通りの影」はベストセラーである「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ（グレイの５０通りの影）」のパロディだ。原作が女子大生と億万長者との愛を破格に描いているなら、この本は、平凡な生の鶏肉が調理師である「カルジャビ（刃物をよく使う者）」氏に会って、「暴走するチキン」へと変わっていく過程を、５０余りの鶏肉調理法と共に盛り込んでいる。

米ドラマ「ブレイキングバッド」のパロディである「ベーキングバッド」、「ウォーキングデッド」のパロディである「スナッキングデッド」など、英米圏では人気映画や小説のパロディクッキングブックが多い。その中でも、この本は２５万冊以上が販売された。この本に次いで、「ベーコンの５０通りの影」などのクッキングブックも発売された。鶏料理に性的コードを融合させているので、結構楽しめる。ただ、紹介されている料理はあまりにも欧米的だ。食材は見慣れたものではなく、オーブンがなければ真似できない料理が多い。

구가인기자　ク・ガイン記者 comedy9@donga.com