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「受任料の女王があの優しかった崔部長判事だなんて…」

「受任料の女王があの優しかった崔部長判事だなんて…」

Posted May. 07, 2016 07:17,   

Updated May. 07, 2016 07:36

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「本当にあの崔○○部長判事ですか?」

ネイチャーリパブリックの鄭芸虎(チョン・ウンホ)代表(51)の控訴審弁護過程で巨額の受任料を巡る議論を起こした崔某弁護士(47、女)について、法曹人たちは驚きを見せている。2014年に部長判事から退職した 崔弁護士は、鄭代表の保釈事件を担当して、50億ウォンの受任料紛争を起こし、「受任料の女王」という批判を受けている。

法曹界の関係者らは、判事時代の崔弁護士について、「暖かくて情に脆く、感受性の豊かな人だ」と覚えている。崔弁護士はかつて、少年事件の裁判で、過ちを犯した青少年らが閉ざされた心を開くよう、温かみのある裁判を手がけてきたという評価を多く受けている。とある判事は、「訪れてきた人たちに、食べ物一つでもさらに上げようと努めた人だ」と崔弁護士を記憶している。

崔弁護士の名刺には、ソウル大学法学部卒業などの主要略歴と共に、「裁判所文芸大賞」を受賞した内容が書かれている。文章を書くのがうまく、裁判所行政処が発行したニュースレターに投稿して受賞したこともある。学生時代は全校でトップの成績を保ち、判事として働いた時は、米名門大学で研究した経験もある。

このようなことのため、「鄭代表から20億ウォンで『豪華な弁護団』を作ってほしいと言われた」という崔弁護士の主張に耳を傾ける必要があるという慎重論も、一部から持ち上がっている。崔弁護士は、鄭芸虎事件の初期に、「鄭代表の控訴審裁判の途中に起きた一切の民事刑事訴訟に対応して、20人以上の弁護士を動員した。私は彼の『金銭出納簿』のように働かされた」と主張して波紋を増大させた。

しかし、崔弁護士が巨額の投資詐欺容疑で昨年、検察から捜査を受けたイスム投資諮問(イスム)側と交流した情況を不思議がる法曹人が多い。崔弁護士は昨年10月、金融監督院(金監院)がイスムを対象に行った現場査察は違法だと、金監院職員2人の給料を仮差し押さえてほしいという申請を出したりもした。特に、崔弁護士はイスム側のイ某取締役と親交を温め、複数の業務を一緒に処理したという。崔弁護士が鄭代表を暴行容疑で警察に告訴した時、告訴状を出した人もイ氏だという。イ氏はかつて、捜査を受けると、他人のパスポートで密航したが、強制送還され、2012年に懲役2年の実刑判決を受けたひとだ。

一方、ソウル中央地検特別捜査1部(イ・ウォンソク部長)は、崔弁護士を間もなく呼んで、弁護士法違反容疑などで取り調べを計画だ。



장관석기자 チャン・グァンソク記者 jks@donga.com