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共に民主党の金鐘仁代表、孫鶴圭氏に支援要請

共に民主党の金鐘仁代表、孫鶴圭氏に支援要請

Posted April. 08, 2016 07:49,   

Updated April. 08, 2016 07:53

野党「共に民主党」が、全羅南道康津(チョルラナムド・カンジン)にいる同党元常任顧問の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)氏に改めて支援を要請した。

金鐘仁(キム・ジョンイン)非常対策委員会代表は7日、江原道原州(カンウォンド・ウォンジュ)の応援遊説後、記者団に対して、「孫氏は、わが党の看った。有力な大統領候補として多くの人が支援を求めた」とし、「(孫氏に)『セヌリ党に国会を支配させないために力をかしてほしい』と電話で言った」と話した。金代表は同日未明、孫氏に直接電話をかけて応援遊説を要請したという。孫氏の反応については「非常に肯定的な声だった」と話した。

共に民主党が「孫鶴圭カード」を切り出したのは、各種世論調査の結果、全羅道で国民の党に大きく引き離され、首都圏でも苦戦している情勢を受け、巻き返しを図る動きと見受けられている。孫氏は、全羅道と首都圏で、党関係者の中では比較的大衆から支持を受けている。以前にも金代表は鄭長善(チョン・ジャンソン)選対本部長を孫氏に送り、数回電話で直接話をするなど、孫氏「お迎え」に努めた。孫氏は記者団に、「今は状況がよく分からないので、もう少し考えてみなければならない」とだけ述べた。

全羅道訪問を悩んでいた同党の文在寅(ムン・ジェイン)前代表は、8日から2日間の日程で全羅道を訪れる。全羅道の一部のいわゆる「反文在寅」感情を正面から突破する考えだ。文氏は8日、光州(クァンジュ)で地域住民に会い、9日には遊説支援の要請を受けた全羅北道(チョンラプクト)の井邑(チョンウプ)と益山(イクサン)を訪れる。文氏側は、「全羅南道の訪問については今後協議して進める計画だ」と述べた。

これに対して金代表は、「多くの抵抗を受けても、本人が受け入れる覚悟で行こうとしているようだ」と言い、依然として好ましく思わない表情だ。また、「文氏は、どうも遊説のために行くのではないようで、自分の立場を謝罪したり、光州でなぜ苦しい状況が展開しているのか自分なりの考えを話すとみられる」と語った。



손영일 ソン・ヨンイル記者 기자scud2007@donga.com