Go to contents

北朝鮮、寧辺軽水炉を近く稼動か

Posted January. 16, 2016 08:00,   

한국어

北朝鮮が、4度目の核実験に続き最近、平安北道(ピョンアンプクト)の寧辺(ヨンビョン)核施設で実験用軽水炉(ELWR)稼動のための最終建設作業に入ったという見方が、14日、米国から出た。

米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究所(SAIS)の韓米研究所が運営する北朝鮮問題専門サイト「38ノース」は14日、核実験後の11日に撮影された衛星写真を分析した結果、北朝鮮が寧辺核施設に建設している実験用軽水炉の工事が進展し、稼動を近づいていると明らかにした。

「38ノース」によると、北朝鮮は実験用軽水炉に冷却水を提供する2本の水路(channel)を完工し、原子炉に電力を供給する2つの変圧器も新たに設置した。これに先立ち、昨年6月には、実験用軽水炉の近くに変圧器と配電施設のためのものとみえる建物が新たに建てられた。「38ノース」は、「いつ軽水炉が完工して稼動するか正確に予測できないが、現実化すれば核兵器製造のための原料も生産できるだろう」と見通した。米国科学者連盟(FAS)などは、この実験用軽水炉が完工すれば、北朝鮮は年間5、6個の核兵器を作ることができるプルトニウム30〜40キロさらに生産できると見通した。

米科学国際安全保障研究所(ISIS)も同日、11日に撮影された衛星写真を分析した結果、北朝鮮が寧辺核施設の5MW級黒鉛減速炉を間欠的に稼動しており、ウラン濃縮のための遠心分離機も稼動を続けているとようだと明らかにした。ISISのオルブライト所長は、「昨年までの衛星写真で、原子炉から温水が排出される様子が確認されたことはあるが、最近の写真には、温水が出てくるところは見られなかった」とし、「これは、黒鉛減速炉を北朝鮮が間欠的に稼動するためと分析される」と説明した。また、「遠心分離機の建物と補助建物2棟の屋根には(周辺の建物とは違って)雪が積もっていなかった」とし、遠心分離機が継続して稼動していると推定した。



ddr@donga.com