「1300年前の百済の踊りの痕跡を日本で取り戻す」
韓日文化交流会議が韓日国交正常化50周年を記念して、来月1〜4日、国立劇場KB青少年ハヌル劇場で、「日本百済ダンスの帰郷」というタイトルの公演を行う。今回の公演では、九州宮崎県南郷村地域の師走祭りの際に踊る「神楽踊り」を披露する。
韓日文化交流会議委員のクク・スホ・ティディム舞踊団芸術監督(67)は、「日本に踊りを伝授した百済人の味摩之(ミマジ)の足跡を追跡してきたが、師走祭りで、百済の踊りとみられる踊りを見つけた」と説明した。南郷村地域では毎年12月、1300年余り前に日本に亡命した百済の禎嘉(チョンガ)王と彼の息子の福智(ボクジ)王を称える祭りの「師走祭り」が行われる。福智王が禎嘉王を訪ねてきて再会する旅路を再現しているが、この過程で踊る神楽踊りが、百済の踊りである可能性が高いというのが、クク監督の説明だ。禎嘉王は百済の最後の王の義慈王(ウィジャ)王の子孫であり、南郷村地域に定着したが、新羅が放った追撃隊に立ち向かって戦い、戦死したといわれている。
クク監督は、「ステップがユニークで、手の踊りが直線的なのが特徴だ」とし、「今回の公演では南郷村地域の神門神社や比木神社内の踊りの継承者15人が舞台に立つ」と話した。公演は来月1日、忠清南道扶餘(チュンチョンナムド・ブヨ)の定林寺址(チョンリムサジ)、公州(コンジュ)錦江新官(クムガンシングァン)公園、4日はソウル国立劇場KBハヌル劇場で行われる。無料だが、ソウル公演は予約が必要だ。お問い合わせは044−203−2573まで。
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