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イスラム聖地メッカでクレーン倒壊、107人死亡

イスラム聖地メッカでクレーン倒壊、107人死亡

Posted September. 14, 2015 07:12,   

イスラムの5大義務である聖地巡礼(ハッジ)を10日後に控えた11日、最大巡礼地のサウジアラビア・メッカにあるカアバ神殿(アル・ハラム・モスク)で工事用の大型クレーンが倒壊し、107人が死亡、238名が負傷する惨事が起こった。

外信は、「事故当時、木が根元からもぎ取られるほどの砂嵐が起こり、雷が鳴って豪雨が降った」とし、「クレーンに雷が落ち、クレーンが神殿内に倒れ、建物をなぎ倒した」という目撃者の証言を伝えた。サウジで砂嵐はよくあることだが、豪雨は珍しい。そのうえ、事故当日は集団礼拝(ジュマ)がある金曜日で、時間も夕方の礼拝に信徒が集まる午後5時10分頃で被害が大きかった。

アル・ハラム・モスクは、アブラハムが長男イシュマエルに(ユダヤ教とキリスト教ではイサク)を唯一神アラーに生贄として捧げる祭儀をしようとした黒石(カアバ)を要石として据える世界最大のモスクで、毎年200万人が訪れるイスラム最大の聖地だ。

この数年間でイスラム数が増加し、ハッジ参加者が増えたため、2006年の聖地巡礼ではメッカ付近のミナで360人が圧死する事故が起こった。そのため、カアバ神殿でも大規模な建設工事が行われていた。イスラム圏の一部では、サウジ政府が素朴で質素なイスラムの教えに反し、カアバ寺院を華やかで大きくしようとすることへのアラーの震怒という声もある。