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グーグルが持株会社体制へ…新会社「アルファベット」を設立

グーグルが持株会社体制へ…新会社「アルファベット」を設立

Posted August. 12, 2015 07:41,   

世界最大手のインターネット企業であるグーグルが、「アルファベット」という名称の新会社を設立し、持株会社体制に移行する。グーグル最高経営者(CEO)のラリー・ペイジ氏は10日、公式ブログを通じてこのように発表した。現在のグーグルの株式は全て、アルファベットの株式に一対一で転換され、グーグルはアルファベットが100%の株式を持つ子会社となる。ナスダック(NASDAQ)に上場したこれまでの「グーグル」という企業名も、「アルファベット」に変わる。

今回の組織再編の2本柱は、持株会社の設立と支配構造の再編だ。今年末に設立される親会社・アルファベットの傘下に、子会社7社を組み込む形になる。グーグルがこれまで進めてきた7の事業をそれぞれ会社にするということだ。これを受けてグーグルもアルファベットの子会社に組み込まれ、検索と広告、モバイルOS(オペレーティング・システム)のような中核事業に注力する。ヘルスケア関連事業は「キャリコ」という子会社が、無人自動車の開発は「グーグルX」が、高速インターネット事業は「ファイバー」が、それぞれ担当することになる。ベンチャーキャピタル事業を手掛ける「グーグル・ベンチャーズ」、長期的な技術投資を行う「グーグル・キャピタル」、スマートホーム事業を担当する「ネスト」も、アルファベットの子会社となる。

ペイジ氏は、「『アルファベット』は言語と人類最高の革新を象徴し、グーグルの検索方式で最も重要な要素であるため、親会社の名前に決めた」と明らかにした。

世界一の検索エンジンを目指して1998年に設立されたグーグルは、これまで無人自動車、ドローン、無線インターネット、宇宙事業、ヘルスケア、ベンチャー投資など、多様な領域へと事業を拡大してきた。一部の投資家は、グーグルが中核事業である検索・インターネット・モバイル広告とはかけ離れた事業へと投資を拡大するにつれ、企業経営が不透明になったと不満をぶつけてきた。

アルファベットが来年1月に初めて実績を発表すれば、投資や研究など各分野別の詳しい実績が公開され、さらに高い透明性を確保できるようになる。これを反映するかのように、ペイジ氏の声明が発表された直後、グーグルの株価は7%も高騰した。

10日には、経営幹部の人事異動も発表された。アルファベットの最高経営者にはペイジ氏が就任し、グーグルのセルゲイ・ブリン社長はアルファベットの社長になる。現在のエリック・シュミット・グーグル会長は、アルファベットの取締役会議長を務める予定だ。

ページ氏の後を引き継ぐグーグルの最高経営者には、インド人のサンダー・ピチャイ首席副社長(43)が就任する。インド南東部のタミル・ナードゥで生まれ、名門大学のインド工科大学(IIT)で勉強したサンダー氏は、米スタンフォード大学で電気工学と材料工学を研究した。2014年グーグルに合流し、独自の検索ブラウザー「クローム」の開発を主導した他、2013年までGメール、アンドロイド事業部門も担当した。米メディアは、穏やかな声と無口な性格のサンダー氏が業界ではあまり知られていないが、長い間ペイジ氏の腹心で右腕としての役割を果たしてきたと報道した。