
朝鮮世宗大王(セジョンデワン)の3番目の息子である安平(アンピョン)大君と『運のいい日』を書いた近代小説の先駆者、玄鎮健(ヒョン・ジンゴン)がそれぞれ暮らした家の跡地が競売にかけられる。
16日、競売専門法務法人「ヨルリン」によると、ソウル鍾路区釜岩洞(チョンノク・プアムドン)にある5つの筆界と1軒の瓦屋が30日、ソウル中央地裁で競売される予定だ。5つの筆界のうち、319−4は安平大君の家の跡地で、ここに1軒の瓦屋がある。325−2は、小説家玄鎮健の家の跡地だ。そのほかは家の跡地についている土地だ。5つの筆界の総面積は1721平方メートル、瓦屋の面積は108平方メートル。競売対象はすべて民間人のチョン氏所有であり、鑑定価格は42億2277万ウォン。
安平大君の家の跡地は、ソウル市有形文化財22号に指定されている。この場所の隅にある大きな岩には、安平大君が書いたとされる「武渓洞」という文字が刻まれている。武渓洞は、釜岩洞にあった朝鮮時代の村の名前で、中国の武陵桃源にある渓谷のようだったという意味だ。
安平大君は1451年、この一帯を歩いていた時、夢で見た武陵桃源と似ていると考え、ここに「武溪精舍」という別荘を建てたという。安平大君にとってこの一帯は武陵桃源だったということだ。別荘はなくなり、今は後に建てられた古い瓦屋が残っている。安平大君の家の跡地は有形文化財なので、個人的目的で開発することは容易でないという声もある。
この家の下の空地には、玄鎮健の家があった。玄鎮健は晩年ここで暮らし、執筆活動をしたとされる。






