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「2億ウォンの収賄疑惑」で12年大統領選の朴槿恵氏陣営幹部を取調べ

「2億ウォンの収賄疑惑」で12年大統領選の朴槿恵氏陣営幹部を取調べ

Posted May. 16, 2015 07:21,   

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京南(キョンナム)企業元会長の故成完鍾(ソン・ワンジョン)氏の政官界への贈賄疑惑を捜査している検察特別捜査チーム(チーム長=ムン・ムイル検事長)は、元財務担当副社長のハン某氏が「2012年の大統領選の時2億ウォンを渡した」と主張した、セヌリ党・朴槿恵(パク・クネ)候補キャンプ副報道官のキム某氏への取調べを急ぐ方針であることが、15日わかった。

検察はこれまでキム氏に対する出国禁止措置を取り、ひそかに身辺調査を行ってきたという。検察は成氏が洪文鐘(ホン・ムンジョン)議員に大統領選資金の名目で渡したと主張した2億ウォンと、ハン氏がキム氏に渡したという2億ウォンは同じ資金の可能性があると見て、キム氏と洪議員の大統領選キャンプ当時の役割などに対する確認作業を進めてきた。

成氏が残しメモたリスト8人のうち、洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道(キョンサンナムド)知事と李完九(イ・ワング)前首相に次いで3番目に召喚されるのは、キム氏の供述によって決まる可能性が高い。ただしキム氏は金を受け取ったという疑惑そのものを否定しているため、検察としてはさらなる手がかりの確保が欠かせない。これに、東亜(トンア)日報とのインタビューで「与野党の大物政治家3人に渡すと言って、現金6億ウォンを1億〜3億ウォンずつ、3つのカバンに分けて入れた」と主張した、成氏の海外事業パートナーA氏に対する検察調査状況によって、捜査に弾みが付く可能性もある。

検察は14日李前首相に対する取調べで、洪知事の時と同じように、贈収賄の嫌疑について強く追及してはいないものとされる。李前首相が成氏に会った覚えがないとの態度を示すと、検察も事前に把握しておいた贈収賄の時期や場所、証拠などの「切り札」を先に切らなかった様子だ。

李前首相は「一般的に選挙が行われると、同じ地域出身の議員は儀礼的に選挙事務所を訪問する。現役国会議員だった成氏も私の事務所を訪問した可能性は高いが、私が成会長に会った覚えはない」と供述した。



jks@donga.com