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リー・クワンユー元シンガポール首相が死去

リー・クワンユー元シンガポール首相が死去

Posted March. 24, 2015 07:14,   

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長男は首相、次男は国営企業の役員、長男の嫁は政府系投資会社の最高経営者(CEO)…。

シンガポールのリー・クワンユー元首相が他界したことで、シンガポールを牛耳るリー氏の家族への関心も高まっている。リー氏は、クワ・ゲオ・チュー夫人(2010年死去)との間に2男1女をもうけた。彼らは現在、要職に就いて活躍している。

長男のリー・シェンロン氏(63)は、2004年8月から11年間、首相として在職している。英ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで数学とコンピュータ工学を、米ハーバード大学ケネディスクールで行政学を専攻した。英語、中国語、マレー語、ロシア語が堪能だ。リー・シェンロン氏は、1984年に父親が創党した人民行動党(PAP)に入党して政界入りした。その後、副首相(経済担当)、中央銀行総裁、財務長官、首相と出世街道をひた走った。

1990〜1992年、副首相に在職した時は、外資系銀行に対する門戸開放を主導し、金融産業の発展に貢献した。これにより、1998年にアジア全体を襲った通貨危機を成功裏に克服する土台を作ったと評価された。1990年代後半、中央銀行総裁に在職した時は、人事制度改編等を通じて改革を主導した。彼の能力を高く評価したゴー・チョクトン元首相が父親のリー氏よりも積極的に「リー・シェンロンを次期首相にしなければならない」と推薦したという。

パーソナルヒストリーは紆余曲折が多い。医師である最初の夫人との間に1男1女をもうけたが、夫人が息子の出産3週後に心臓の病で他界し、この時生まれた息子(33)は、先天性白皮症(アルビノ)を患っている。1985年、米スタンフォード大学を卒業したホー・チン氏(62)と再婚し、2人の息子をもうけた。ホー・チン氏は夫が首相になった2004年、シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスの最高経営者(CEO)になった。

リー氏の次男リー・シェンヤン氏(58)は、シンガポールのチャンギ国際空港を運営する公企業シンガポール民間航空庁(CAAS)の理事会議長だ。

リー氏一族の成功に対して、シンガポールの中ですら「国家を家族企業のように運営している」という批判と「子孫が能力を立証している」という評価が交錯している。