米国の高高度ミサイル防衛(THAAD)システムの韓半島配備をめぐる論議が続く中、米国の軍当局が北朝鮮がすでに核弾頭の小型化に成功していると明らかにした。セシル・ヘイニー米軍戦略司令官は19日(現地時間)、ワシントンで開かれた上院軍事委員会聴聞会で、「北朝鮮がすでに(核)能力の一部を小型化していると考える」と明らかにした。そして、「北朝鮮は核兵器への野心を持っており、すでに(核)実験をしたことを承知している」と述べた。核弾頭小型化の成功は、弾道ミサイルに搭載できるまでに弾頭を小さくしたということだ。
スカパロッティ在韓米軍司令官は18日、下院歳出委員会国防分科委に提出した陳述書で、「韓国と米国は、『多層的で相互運用的な』弾道ミサイルを構築しなければならない」と強調した。「多層的」弾道ミサイルの防衛能力は、THAAD配備を示唆した発言とみえる。飛んでくる北朝鮮のミサイルを高高度でTHAADで迎撃し、これに失敗する場合、低高度でパトリオットミサイルで迎撃する防衛システムを意味するためだ。サミュエル・ロックリア太平洋軍司令官も同日、議会に提出した書面の証言で、「北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対処するには、信頼できて持続可能な弾道ミサイル防衛システムを維持する努力を続ける必要がある」と主張した。
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