Go to contents

サードとAIIB問題で揺れる韓半島情勢、きょう韓中日外相がソウルで会談

サードとAIIB問題で揺れる韓半島情勢、きょう韓中日外相がソウルで会談

Posted March. 21, 2015 07:16,   

高高度ミサイル防衛(THAAD)システム配備とアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加問題が、韓米、韓中関係をはじめ北東アジアの外交懸案に浮上している中、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が21日、中国の王毅外相と日本の岸田文雄外相の表敬を受ける。

大統領府は20日、「21日、韓中日外相会議に先立ち、尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と中国の王毅外相、日本の岸田文雄外相の表敬を受ける」と発表した。大統領府は表敬の具体的な内容については明らかにしなかったが、THAADやAIIBなど韓中日3国の関心事について意見交換がなされるか注目される。

21日にソウルで開かれる韓中日外相会議は約3年ぶりに開かれるため、最大限「友好的」な形を維持するものとみえる。3国は、原子力の安全、環境、災害救助、青少年などの協力分野を議論し、△サイバーセキュリティ協議会、△中東政策対話、△シンクタンク・ネットワーク、△3ヵ国青年模擬首脳会議などの協力事業も具体化させる予定だ。韓半島と北東アジアの情勢、東アジア協力、テロ対策など共通の関心事も自由討議の対象だ。

21日に予定された記者会見では質疑応答はない。形成された友好的なムードを壊さないための苦肉の策だ。一方、朴大統領は20日午後、青年企業家で構成された国際民間ボランティア団体「韓国青年会議所」の代表団489人を大統領府に招待した。1952年に創立した韓国青年会議所は、地域社会を中心に愛の臓器提供運動や脱北者青少年の姉妹提携、子どもの保護などのボランティア活動を行っている。

代表団は、朴大統領に経済革新や若者の雇用創出、統一問題などの国政懸案についての考えや建議事項を伝えた。また、「地域社会の各地で経済の活性化に向けた活動をする」という内容の「青年の誓い」も発表した。

大統領府は、「地域社会の開発やボランティアに献身する青年会議所代表団の活動を称えるなど、青年リーダーとの意思疎通を行った」と明らかにした。



soof@donga.com