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中東初の韓国型健康検診センターがオープン

中東初の韓国型健康検診センターがオープン

Posted March. 07, 2015 07:02,   

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ソウル聖母(ソンモ)病院が委託運営権を獲得したアラブ首長国連邦(UAE)アブダビの「マリーナ健康検診センター」が6日開院した。

マリーナ健康検診センターは、韓国の運営ノウハウが移植された、中東初の韓国型検診センターだ。UAEのVPSグループがセンターを設立し、ソウル聖母病院が今後5年間委託運営を行うことになる。

同センターは、UAEアブダビ市のマリーナモールに800坪の規模で構築された。現在医療スタッフ16人を含む、計20人の韓国人が現地に派遣されている。中東の特性を反映し、男女検診地域を分けて設立した。内科、心臓内科、放射線科、家庭医学科の4の医院レベルのクリニックも備えられている。

ソウル聖母病院は同センターの運営を通じて、今後5年間で毎年400億ウォン以上の収益が発生するものと期待している。このうち、委託運営の手数料だけで100億ウォンに上る。重症患者が発生した場合、韓国への搬送治療を通じてさらなる収益も見込まれる。

ソウル聖母病院とVPSグループは同日、ドバイに検診センター第2号を設立・運営するための協力協定も締結した。ソウル聖母病院のスン・ギベ院長は、「検診センターの輸出は単なる医療インフラの海外進出ではなく、二次的、三次的な付加価値を創出できるスマート輸出モデルと言える」とし、「第1号検診モデルを必ず成功させ、韓国の優秀な医療サービスを中東地域の隅々まで広めるリーダーの役割を果たしたい」と述べた。

一方保健福祉部(福祉部)は6日、UAE患者の韓国への医療観光をサポートするため、今年上半期にアブダビ保健庁傘下のマプラク病院に「プレ・ポスト・ケア・センター(PPCC=Pre-Post Care Center)」をオープンすると明らかにした。PPCCは患者の相談から事前検診、韓国での診療、事後管理をワンストップサービスで提供するセンターだ。

福祉部は5日、UAE北部地域・シャールジャの保健庁と、小児がん病院設立のためのコンサルティングや健康保険制度関連の韓国有料研修などに対する協力協定(Cooperative Arrangement)も締結した。今後本契約が締結されれば、シャールジャ病院内小児がんセンター(病床数30床)の設立に関するコンサルティングを行い、今後委託運営を通じて収益を創出することができる。シャールジャ保健庁の職員を対象にする、韓国健康保険制度の教育も有料で行われる見通しだ。

朴槿惠(パク・クンヘ)大統領の中東歴訪に随行中の文亨杓(ムン・ヒョンピョ)福祉部長官は、「UAEは中東諸国のうち、医療韓流が最も急速に拡大している国だ」とした上で、「韓国型検診センターとPPCCが、中東各国に広がることを期待する」と述べた。



noel@donga.com