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セクハラ陸軍中佐に階級降格処分決、性軍紀違反で初

セクハラ陸軍中佐に階級降格処分決、性軍紀違反で初

Posted February. 09, 2015 07:20,   

한국어

部下の女子将校にセクハラをして、わいせつ行為をした容疑で昨年末、韓国軍創設以来初めて階級降格処分を受けた陸軍将校が控訴審でも同じ処分を受けたことが9日分かった。

軍筋によると、最近国防部で開かれた陸軍某部隊所属のA中領(中佐に相当)の性軍紀違反事件の控訴審で、審査委員らは階級降格の懲戒処分に問題がないとの結論を下したという。

これに先立ち、A中佐は昨年4月から同じ部隊のB中尉(女)に携帯でセクハラのメッセージをしつこく送り続けたり、手相を見てあげるとして手を触る行為やわいせつ行為をしたとしてB中尉が被害届を出し、昨年12月に部隊から少領(少佐に相当)に1階級降格の懲戒処分を受けた。

A中佐は懲戒処分に対して行き過ぎた処分だとして抗告したが、棄却された。陸軍関係者は、「A中佐がB中尉の人事権を握っている直属上司の地位を悪用した性軍紀違反事件は、なおさら厳重に処罰する必要がある」と棄却の理由を説明した。国防部長官が最終的に裁可すれば、A中佐は不名誉除隊とともに軍人年金の削減など大きな不利益に受けることになりそうだ。

軍内部と周辺では、今回の例が軍内性犯罪に対する「非寛容原則」を実現する契機になると見ている。今年で「女性軍人1万人時代」を迎えている中、反人権的な性犯罪に対しては、これ以上容赦しないという軍首脳部の強い姿勢を示したものと言える。

今回の懲戒処分は、最近の現役の師団長・旅団長など上級指揮官の性犯罪事件などにも影響を与えそうだ。陸軍の高官は、「軍で性犯罪を犯せば階級の高低を問わず、大恥をかいて破滅し、永久に駄目になってしまうというメッセージを明確に出すことで性犯罪を撲滅していく」と話した。