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奇誠庸、EPL復帰戦で値千金の同点弾

Posted February. 09, 2015 07:20,   

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復帰するや否やの先発出場。それもフルタイム出場だった。「キャプテン」奇誠庸(キ・ソンヨン=26、スウォンジー・シティ)がなぜ代替不可能な選手なのかを証明した。

奇誠庸は8日、本拠地ウェールズのリバティ・スタジアムで行われたイングランド・プレミアリーグ2014〜2015シーズン第24節のサンダーランド戦で、0−1でリードされた後半21分、勢い良く飛び込んでヘディングでゴール決めた。昨年12月21日のハル・シティ戦以来の4試合ぶりで今季通算4得点目。チームを敗北から救ったゴールで、奇誠庸はチーム内得点ランキング1位タイとなった。

奇誠庸は、「プレミアリーグ進出韓国人1号」の朴智星(パク・チソン)が2006〜2007、2010〜2011シーズンにマンチェスター・ユナイテッドで記録した韓国人シーズン最多得点記録である5ゴールまであろ1点に迫った。試合は1−1で引き分け、9勝8敗7分け(勝ち点34)としリーグ9位を守ったスウォンジー・シティは、今シーズン14試合を残している。地元メディア「スカイスポーツ」は、奇誠庸にチーム内2位に当たる評点である7点を与えた。ゴールをアシストしたカイル・ノートンが8点だった。

長い間を国際Aマッチに出場してリーグに復帰した選手の場合、復帰後の初試合はベンチで見守りながら体調を整えるのが一般的だ。だが、ギャリー・モンク監督は、そうはいかなかった。奇誠庸がクラブを空けている間、チームが中盤で苦闘を強いられたからだ。リーグではチェルシーに0−5で大敗するなど振るわず、FAカップ3回戦ではチャンピオンシップ(2部リーグ)のブラックバーンに足をすくわれた。試合の流れを調整しゴールまで入れる奇誠庸の空白が大きかった。

奇誠庸はアジア杯豪州大会で延長までもつれた2試合を含めて6試合に、事実上フル出場した。それだけ体力の消耗は大きい。モンク監督も知らないはずがない。それでも「奇誠庸は、今シーズン、チームで一番コンスタントに活躍している。チームに戻ってくれば、もっと活躍してくれるだろう」と言い、リーグ復帰初試合から起用する考えを表明してきた。奇誠庸は同日の試合後、「アジア杯後に疲れていたが、自分にできることを全て振り絞るつもりで試合に臨んだ。ゲームを支配しながらも勝ち点3が取れなかったのは残念だ」と話した。