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朴大統領「分断70年を終え、統一への道を開く」と新年の辞

朴大統領「分断70年を終え、統一への道を開く」と新年の辞

Posted January. 01, 2015 14:11,   

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は31日に発表した2015年の新年の辞で、「堅固な安全保障を基に断絶と葛藤の分断70年を終え、信頼と変化に北朝鮮を導き、実質的で具体的な統一基盤を構築し、統一への道を開いていく」と述べた。任期の折返し点となる今年、南北関係を前向きに解決していく意欲がうかがえる。政府は先月29日、南北当局間協議を1月中に開くことを北朝鮮に提案した。

朴大統領は新年の辞で、「今年は韓国が光復(解放)70周年と分断70周年を同時に迎える歴史的な年だ」とし、「70年を振り返ると、国民皆が不屈の精神で協力して漢江(ハンガン)の奇跡を成し遂げ、自由民主主義を守って発展させてきた」と強調した。そして、「今や私たちは新しい大韓民国の70年を始める出発点に立っている。先輩世代がそうであったように、子孫に堂々と誇らしい大韓民国を引き渡す歴史的な責務が私たちにはある」と強調した。

朴大統領は、「そのためにまず経済の活力を回復することが緊急の課題だ」とし、「創意と革新に基盤を置いた経済に体質を変え、国民所得4万ドル時代を開く基盤を築く」と約束した。デフレ憂慮が大きくなる状況で、構造改革と庶民経済の活性化に邁進するということだ。

朴大統領は、「この道を進むうえで何よりも重要なことは、国民の一つになった心だ」とし、「山に逢えば路を開き、水に遇えば橋を架ける』という昔の諺のように、革新と前進に向かう意志と力量を一ヵ所に集められるなら、どんな困難も勝ち抜ける」と強調した。大統領府は同日、朴大統領の新年の言葉の動画をユーチューブにアップした。