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「5年間の逃走がムダに」 時効を3時間半残して捕まる

「5年間の逃走がムダに」 時効を3時間半残して捕まる

Posted September. 26, 2014 03:11,   

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「あと3時間半持ちこたえたら、自由の身になれたはずなのに…」

23日午後8時半ごろ、京畿道軍浦市富谷洞(キョンギド・クンポシ・プゴクドン)のとある宅配物流倉庫で、ソウル西部地検の捜査官たちに検挙されたチェ某氏(34)はうなだれた。飲酒運転や暴力など前科4犯のチェ氏は08年12月、2000万ウォン台の自動車を36ヶ月の割賦で購入したあと、カード代金を払わなかった疑い(詐欺)で在宅起訴された。しかしチェ氏は裁判が始まると姿をくらまし、09年9月24日欠席裁判(被告人が出席していない中、行われる裁判)で、懲役6ヶ月の刑が確定した。

3年未満の懲役刑の時効は、刑が確定した日から5年で、23日夜12時まで持ちこたえれば、チェ氏は懲役刑を免れるはずだった。刑の時効とは、裁判で確定した刑罰を執行できる時効を意味する。チェ氏は携帯やインターネットを一切使用せず、親戚とも連絡を絶つなど、徹底して自分の行方をくらました。

ソウル西部地検・特別検挙班の捜査官たちは、今年6月チェ氏の逮捕を試みたが、失敗した。そして9月始め、チェ氏が軍浦市付近で日雇いで働いているという情報を入手し、張り込みの末に、宅配物流倉庫で宅配箱を運んでいたチェ氏を検挙した。チェ氏は直ちに安養(アンヤン)刑務所に収監された。検察の関係者は「有罪の判決にも関わらず逃走した者は必ず検挙し、法の厳正さを示していく」と述べた。