Go to contents

柳賢振13勝目ならず、甘いチェンジアップで7回2失点

柳賢振13勝目ならず、甘いチェンジアップで7回2失点

Posted August. 04, 2014 09:25,   

한국어

ロサンジェルス・ドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン、写真)が最多勝争いでリーグトップに並ぶチャンスを逃した。柳賢振は3日(韓国時間)、ロサンジェルスのドジャース・スタジアムで行われたシカゴ・カブス戦で、2−1でリードした7回表にアリスメンディ・アルカンタラに痛恨の適時2塁打を打たれ、13勝をあと一歩のところで逃した。今季4連勝の達成もならなかった。

7回9安打1四球6奪三振2失点と好投し、今季16度目のクオリティー・スタートに満足するしかなかった。今季通算12勝5敗で平気自責点は3.39となった。

関心を集めた和田毅との韓日対決は引き分けとなった。和田は5回2/3を投げ、6安打2四球6奪三振2失点で先発の仕事を十分果たした。ドジャースは、延長12回にハンリー・ラミレスが放った生涯初のサヨナラ本塁打で5−2で勝利した。

柳賢振が、最近3連勝を収めた原動力は速球とグリップを変えたスライダーだ。スライダーは、中4日で登板のときに直球スピードに近い球威が出る。この日も、6奪三振のうち4つが149キロ(93マイル)以上の直球で、2つは139キロ(87マイル)、141キロ(88マイル)の高速スライダーだった。しかし、スライダーの威力が増すと同時に、決め球とされているチェンジアップが打たれやすくなった。

スライダーが新兵器として定着する裏では、柳賢振自ら認めているようにチェンジアップの威力が落ちた。故障前はピンチ脱出の決め球はチェンジアップだった。この日も7回に同点を許す安打を打たれたのは、133キロ(83マイル)のチェンジアップだった。

柳賢振は、試合終了後に「悔しすぎる。打者が狙っていたようだ。他の球も良かったのに、3球連続で投げたのは、悔いが残る」と話した。柳賢振は7回に同点を許した後、ベンチに戻って帽子とグローブを投げつけながら悔しい気持ちを露にした。スライダーとチェンジアップが両立すれば、柳賢振はリーグトップクラスに立てる。まだ2%が足りない。しかし、ドン・マッティングリー監督は「柳賢振は今日、本当に良く投げてくれ」と褒めた。

柳賢振はアウェーで8勝2敗を、ホームで4勝3敗を記録している。今季序盤はホームでの成績が、とりわけ振るわなかった。しかし最近は、ドジャース・スタジアムでの投球も威力を取り戻している。今年5月27日のシンシナティ戦以降、ホームでの7試合で4勝1敗をマーク。投球内容も優れている。平気自責点が2.64だ。最近、ホームではエース、クレイトン・カーショーにも負けていない。

柳賢振はこの日、中5日での登板のときと同じような球速をマークした。ストレートの平均球速は147キロ(92マイル)で、2回と5回に和田投手から三振で取るときは150キロ(94マイル)の球速だった。