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「料理の達人のキム中士、義理の男のイ兵長…このすべてのことが夢だったら」

「料理の達人のキム中士、義理の男のイ兵長…このすべてのことが夢だったら」

Posted June. 30, 2014 08:25,   

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「この全てのことが、本当に夢だったらいいと思います」

江原高城郡(カンウォン・コソングン)第22師団・一般前線小哨(GOP)の銃乱射事件の犠牲将兵5人の合同告別式が、28日、京畿城南(キョンギ・ソンナム)の国軍首都病院・国軍義務司令部の練兵場で執り行われた。犠牲者らと軍生活を一緒に送ったイ・ジュン中士が、弔辞を読み上げると、息子を失った母親らは嗚咽した。

告別式は、午前8時、遺族らや金𨛗鎭(キム・グァンジン)国防部長官、權五晟(クォン・オソン)陸軍参謀総長やソ・サングク22師団長などの軍幹部、22師団の戦友など、500人あまりが出席した中、陸軍第22歩平師団葬で、行われた。権参謀総長は弔辞で、「残念な事故が起きたことに、責任を痛感し、遺族や国民に謝罪する」とし、犠牲者らの名前を次々と読み上げた。黃震夏(ファン・ジンハ)国会国防委員長は、「事故の再発を防ぐため、法制度を見直し、予算を支援する」と哀悼した。

戦友だったイ中士は弔辞で、「万能スポーツマンであり、料理のうまかった金中士、あらゆる質問に答えてくれた万能博士のチン兵長、他人より年上だが、礼儀正しく義侠心の強かったイ兵長、母親のように心温かったチェ上等兵、仲間を救ってから死亡したキム上等兵」と、犠牲者らの名前を全て読み上げた。犠牲者の両親らは、息子の名前が書かれた白い名札を胸につけていた。母親らは献花した後、「わが息子よ、愛する」と、泣き崩れた。

1時間判ほど、告別式が行われた後、霊柩車は、城南の火葬場へと向かった。犠牲となった将兵らの遺体は、火葬後、午後4時、国立大田(テジョン)国立墓地に埋葬された。