Go to contents

アルジェリア戦に向けた練習、注目集まる朴主永の役割

アルジェリア戦に向けた練習、注目集まる朴主永の役割

Posted June. 20, 2014 04:26,   

한국어

サッカー韓国代表が19日、ブラジルのベースキャンプ、フォス・ド・イグアスに戻って1次リーグの第2戦となるアルジェリア戦に備えた練習を行った。クイアバでのロシア戦から一夜明けた同日午前、国際サッカー連盟(FIFA)が用意したチャーター機に乗ってベースキャンプへ向かった。

19日の練習で最も注目を集めたのは、ロシア戦で最前方のFWとして先発出場した朴主永(パク・ジュヨン)だった。ロシア戦で56分間出場した朴主永は同日、「練習組」に含まれた。ロシア戦で後半11分に朴主永に代わって出場し34分間プレイした李根鎬(イ・グンホ)は「回復組」で軽めの調整をした。

李根鎬より22分長く出場している朴主永は、なぜ回復組ではなく練習組に入っていたのだろう。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は、これまで試合に出た時間が30分を超えている選手に対しては、翌日には軽めのランニングと柔軟で調整するメニューで済ませるようにしてきた。別途の戦術練習やフィジカルトレーニングから外していた。

この日、朴主永が練習組に入っていたのは、朴主永自身が希望したもので、洪監督が受け入れたという。朴主永は、ロシア戦で悪くない動きを見せた。洪監督は、「朴主永が守備でとくに良い動きを見せた」と話した。だが、朴主永は点を取るか他の攻撃陣に得点チャンスを作ってあげる最前方のストライカーだ。しかしロシア戦では、一度のシュートも、アシストも記録できないままベンチに下がった。今年3月のギリシャとの親善試合以来の3試合連続の無得点で、点取り屋としては期待に及ばない活躍だ。

朴主永は同日、5対5のミニゲームに、自分だけが白色のベストを着て投入されたが、23日のアルジェリア戦での攻撃の貢献度を少しでも高めるための仕掛けだった。朴主永は、黄色ベストのチームが攻撃するときは黄色チームに、緑色ベストのチームが攻撃するときは緑色チームのメンバーになってプレイした。守備はせず、攻撃だけをする練習なのだ。朴主永は、ミニゲームで直接シュートするよりは、他の選手にシュートチャンスを作ってあげる役割に充実していた。

この日の代表チームの練習は、活気溢れる雰囲気の中で行われた。洪監督がロシア戦を控えて明言した通り、「負けない試合」をしたためか、選手たちは終始明るい表情だった。ロシア戦で先取点を入れた陸軍兵長の李根鎬は、練習途中、後輩の朴柱昊(パク・ジュホ)の尻を蹴るなどしていたずらをしかける場面も見られた。

池東源(チ・ドンウォン)は、「(選手たちが)ロシア戦で自信を取り戻したので、軽い雰囲気の中でアルジェリア戦に備えている。最初、イグアス入りした時よりも雰囲気が良くなっている」と話した。

一方、太極(テグク)戦士たちの料理を担当している調理チームは、ロシア戦後に長距離移動で疲れている選手たちのスタミナを回復させるため、夕食のメニューとして牛肉の焼肉を用意した。韓国代表がベースキャンプ地、フォス・ド・イグアスから1次リーグの試合が行われる3都市を往復する移動距離は全5152キロで、H組の4国では最も長い。