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張正男、金寿吉、趙延俊らが進出 北朝鮮の代議員選挙

張正男、金寿吉、趙延俊らが進出 北朝鮮の代議員選挙

Posted March. 12, 2014 06:51,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制の初の最高人民会議代議員選挙(韓国の国会議員総選挙に相等)で新たな実力者に浮上した人々が当選者名簿に名を連ねた。一方、「張成沢(チャン・ソンテク)の人々」は名簿から消えた。

北朝鮮メディアが11日に公開した北朝鮮中央選挙委員会の発表によると、第13期最高人民会議代議員選挙の当選者687人のうち金第1書記をはじめ365人が新たに選ばれた。53.1%が入れ替わった。これは2009年の第12期選挙の時(約45%)より高い。

北朝鮮の権力核心である労働党政治局委員のうち張成沢氏(昨年12月に処刑)の側近とされた李明秀(イ・ミョンス)前人民保安部長は代議員名簿に名前がなかった。このほかにも政治局候補委員の中で、△文景徳(ムン・ギョンドク)党書記兼平壌市(ピョンヤンシ)党責任書記、△玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)前総参謀長(昨年解任)も代議員名簿に名前がなかった。リ・ビョンサム人民内務軍政治局長は、張氏処刑直後の昨年12月、金正日(キム・ジョンイル)2周忌主席団に姿を見せたが、代議員には含まれなかった。世宗(セジョン)研究所のチョン・ソンジャン首席研究員は、「解任または粛清された可能性がある」との考えを示した。しかし、「生き残った張成沢の人々」もいた。金養建(キム・ヤンゴン)党書記兼統一戦線部長が代表的だ。

最近、金第1書記に同行することが多く、新たな実力者とされる張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長、金寿吉(キム・スギル)朝鮮人民軍総政治局組織副局長、趙延俊(チョ・ヨンジュン)、チェ・フィ朝鮮労働党組織指導部第1副部長、崔富日(チェ・ブイル)人民保安部長、黄炳誓(ファン・ビョンソ)、馬元春(マ・ウォンチュン)、パク・テソン党副部長らが代議員に新たに選ばれたことも注目される。南北高官級会談の北朝鮮側首席代表である元東淵(ウォン・ドンヨン)統一戦線部第1副部長、昨年失敗に終わった南北長官級会談で北朝鮮が首席代表とした姜志英(カン・ジヨン)祖国平和統一委員会書記局長も代議員に選出された。

一時、監禁説が流れていた崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長も、代議員に含まれ、健在であることを知らしめた。金第1書記の叔母である金敬姫(キム・ギョンヒ)氏は、第285号テピョン選挙区代議員に名前が載った。しかし、韓国政府関係者たちは、「金敬姫氏は11、12期選挙の時は3号選挙区に名前があった。今回の285号代議員が同一人なのかどうか確認されていない」と話した。今回の選挙で、北朝鮮メディアが初めて名前を公式に呼んで注目された金第1書記の妹、金汝貞(キム・ヨジョン)氏は名簿には含まれなかった。

北朝鮮は、今回の選挙で全有権者の99.97%が投票し、100%賛成投票したと主張した。米国務省のサキ報道官は記者会見で、「簡単に言ってこれは民主主義のモデルではない」と強調した。北朝鮮専門家たちは、「北朝鮮選挙の投票率が99.97%や99.98%であるのは、投票率100%の非現実性を認めながらも体制に対する人民の支持は事実上100%だと宣伝するためのものだ」と説明した。