成長期の子どもの脊椎は柔軟だ。そのため背が毎日伸びるこの時期、脊椎が曲がる脊椎側湾症になると危険だ。短期間で急速に曲がるためだ。
脊椎側湾症の発生原因は不明だ。脊椎側湾症の発病は10代が最も多い。健康保険審査評価院の分析によると、脊椎側湾症の患者のうち10代が46.5%。5年間の年齢別の脊椎側湾症患者の増加率も10代が21.1%で最も高かった。調査結果をめぐって一部では「子どもの姿勢が悪くなったからだ」と報じたが、これは誤った考えだ。誤った姿勢や重いカバンを肩にかけることは脊椎側湾症の原因ではない。
三星(サムソン)ソウル病院整形外科の鄭聖守(チョン・ソンス)教授は、「脊椎側湾症ほどおかしな仮説が多いものもないだろう」とし、「靴に靴敷きを敷くと良くないだとか、体を横にして寝たり、うつ伏せは避けなければならないだと言うのはすべて嘘だ」と強調した。ただ、「片方の足に重心をかけて立つように脊椎の一方に力が加えられる姿勢は明らかに良くない」とし、「曲がった箇所によって力が加わる姿勢は違うだろうが、悪い姿勢は脊椎側湾症を悪化させる可能性がある」と注意した。
脊椎が曲がった程度によって適切な措置が必要だ。一般的に病院では、脊椎が25度以上曲がった子どもには、矯正装具の着用をすすめる。20〜25度の間の曖昧な角度の時は経過を見る。崔教授は、「この時には3〜6ヵ月ほど期間を置いて周期的にX線撮影をする」とし、「5度以上の角度差が発生すれば、成長速度が遅くなる14才まで矯正装具を着用しなければならない」と忠告した。
10代は主に胸側の腰、つまり中間の胸椎側弯が多い。この時、わきの下に着用できる胸腰椎の矯正装具を着用する。上側の胸椎が曲がって顔と首まで曲がった場合は、ミルウォーキー型矯正装具を使う。
矯正装具の着用期間は長ければ長いほどいい。鄭教授は、「少しの間、矯正装具をはずしてストレッチする時間やシャワーの時間を除いて、少なくとも23時間は着用しなければならない」と助言した。成長がある程度鈍ってからは寝る時だけ着用するなど、時間を少しずつ減らしてもいい。
しかし、思春期の子どもに脊椎矯正装具の着用はストレスだ。特に、ミルウォーキー型矯正装具は首や顔を支えるため服で隠すこともできない。脊椎側湾症の子どもは、体をしめつくける胸腰椎の矯正装具を嫌がる。学校から春の遠足や修練会を行く時ははずしたがる。
それでも、未来のために少しの間の不便は甘んじて受け入れなければならない。むろん、数年間矯正装具を着用しても矯正されない。しかし、脊椎側湾症の進行を防げる最善の方法だ。鄭教授は、「初めはとても不便だが、しばらく着用してみると、着用しない方が物足りなく感じられるほどになる」とし、「親がそばで関心を持って、長時間着用できるよう支えなければならない」と強調した。






