Go to contents

習主席、政法委も握るのか

Posted January. 10, 2014 04:05,   

中国の習近平国家主席が、7日と8日に北京で開かれた「中央政法工作会議」に出席した。国家主席がこの会議に出席するのは、1997年に江沢民主席が出席して以来17年ぶり。

習主席は会議で、「決然たる行動で政法部門の腐敗と『集団内の阻害勢力』を清算せよ」と指示したと、国営新華社通信が9日付で報じた。また習主席は、「公正という秤と正義の刀を持って政法戦線で社会の公平正義を保護しなければならない」と強調した。習主席は「公平正義」という表現を7回使った。

習主席の会議出席は権力強化のためと見える。この会議は毎年年末か年初に開かれ、中国全域の政法委員会(政法委)の責任者が1年の業務を評価・議論する。政法委は、公安と武装警察、検察、裁判所を掌握する内政の核心機構だ。これまで政法委書記が会議を開き、国家主席は主要な会議出席者たちと懇談会を開いてきた。このため、習主席の会議出席をめぐって、政法委を直轄体制で運営するための動きと見る意見も出ている。このような過程を通じて習主席1人権力体制の構築も加速化するということだ。

過去の「全国政法工作会議」という名称ではなく「中央」という表現を使った点も注目される。「中央」は、共産党の集団指導体制の頂点である「党中央」を意味する。狭義には政治局常務委員会、広義には政治局のことを意味する。会議のレベルが一機構から党全体に格上げされたのだ。会議の名称に相応しく習主席のほかに、劉雲山、張高麗常務委員など常務委員3人が出席した。新京報は、「この会議は政法システム内部の活動ではない」とし、「社会治安の多くの問題を1つの機構にだけ依存して解決することは難しい」と分析した。

習主席が、「『集団内の阻害勢力』を清算せよ」と指示したことも波紋を呼んでいる。腐敗疑惑による調査説が起こった周永康・元常務委員のことと読めるためだ。周元常務委員は2012年の第18回党大会前までは政法委書記だった。当時、党大会で政法委の権力が過大であるという批判が起き、書記の職級が常務委員よりも一ランク低い政治局員に調整された。

一方、2013年の治安関連の統計が出された。昨年の公安機関の刑事事件は525万7000件で前年より8.8%減少した。特に、デモなどの「群衆性事件」が大幅に減った。鎮圧または秩序維持のために投入された人員もこの20年間で最も少なかった。天安門事件などデモが多かった1989年に比べて大幅に減少したという意味だ。