さすが、チュウォン(26)だ。24日に幕を開けるブロードウェーミュージカル「ゴースト」の韓国語版ライセンスの初公演に、ほかの修飾語をつけるのはふさわしくない。「スプリング・アウェイクニング」後4年ぶりにミュージカル舞台に戻ってきたため、当然、みなの視線が集まっている。チュウォンが出演する公演チケットは、すでに70%以上販売されている。
周りの期待に気付いているのかどうか、4日午前、ソウル狎鴎亭洞(アブグジョンドン)のカフェで会ったチュウォンは、ドラマ「グッドドクター」の天真爛漫だった研修医の時と同じような、無邪気な目でマスカットジュースをすすりながら話した。「6年前のデビュー作だった『アルタボーイズ』を一緒に公演した(イ)チャンヒさんと、今回またやることになったが、僕はあの時と同じだといわれました。何一つ変わっていないそうです。気持ちよかったんですね、その言葉を聞いて」。
——数多くの女性ファンの気持ちを虜にするスターになったのに、同じはずがないじゃないですか。
「10代のときに役者になると決心したが、スターになることなど、一度も考えたことがありません。今、僕は成功しているかどうかすら分かりません。ただ、ミュージカルをやり、またドラマをやって、映画もやり、再びミュージカルに戻ってきただけなので」
——これまで、ミュージカル出演の提案は少なくなかったはずなのに、なぜ、「ゴースト」を選んだのか。
「原作映画『ゴースト、ニューヨークの幻』(1990年)を、大学生のときDVDで見てすぐ買いました。20回ぐらいは見ているはずですね。僕はメロに『弱い』ですよ。打ち込んじゃいますから。死んで魂になっても、最後まで見守る愛なんて。あれほど深く愛することが果たしてできるだろうか…。本当に嵌りましたよ」
——ミュージカルと映画とは大きく異なるはずですが…
「キャストの提案を受けて、映像で見ましたよ。似た感じでした。映画の感性を歌や舞台装置で表現しました。音楽は本当に感動的でしたよ。何人かの役者は、歌を聞いただけでけっこう泣きましたね」
——映画のパトリック・スウェイジとデミ・ムーアのイメージが、今もはっきりと残っている物語ですが、重荷に感じませんか。
「主人公・サムのキャラクターがはっきりしている脚本を基に、スウェイジが演じただけですね。サムの役柄を演じる役者3人の演技のスタイルは全く異なりますよ。僕は感情に触れさせたいですね。無理やり泣かせるのではなく、飾らない感情をそのまま伝えたいと思います。泣きじゃくったり、腹を立てたり、愛したり。そのため、典型的なミュージカルの歌や台詞のトーンからよく離れます。悲しいシーンでは息がつまり、手足がしびれる時もあります。手加減するよう、アドバイスも受けていますが…。舞台に上がって、ただ『まね』だけで終わりたくないですから」






