国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は23日、「韓国は政府開発援助(ODA)のよいお手本だ。『セマウル運動(汎国民的地域社会開発運動)』という成功経験を、世界と共有するため、国連のレベルで努力している」と語った。潘総長は、ソウル中区小公洞(チュング・ソゴンドン)のロッテホテルで、在韓外交団を対象に行われた朝食を兼ねた講演で、国連が設定した新千年開発目標(MDGs)の重要性を強調し、このように述べた。
新千年開発目標とは、国連が00年、新千年首脳会議で採用したもので、低開発国の貧困撲滅や母子保健、両性平等、教育環境改善など8大目標を達成すべだという計画を指している。15年までに達成するという目標のもと、国連が力を入れている。潘総長はそれに向け、4月、「新千年開発目標−行動1000日」というキャンペーンを開始するなど、意欲を示してきた。
潘総長は、「セマウル運動が、1970年代や80年代の韓国の農村地域をどのように発展させたか、よく覚えている」とし、「韓国は現在、アフリカ諸国が経験していることと同じ道を歩んできたが、もはや援助に頼らず、援助を提供する国となった」と強調した。氏は特に、アフリカ地域の飢えや貧富格差、年間15万人に上る母親死亡率などの問題を集中的に取り上げ、韓国の支援を促した。
同日のフォーラムで、慶尚北道(キョンサンブクド)の金𨛗容(キム・グァンヨン)知事は、セマウル運動の世界化を通じた貧困克服の成功事例を発表した。韓国国際協力団(KOICA)の金永穆(キム・ヨンモク)理事長も、潘総長総長と別途に面会し、セマウル運動の国際化に向けた国連の関心や協力を要請した。金理事長は最近、アフリカ4カ国を訪問した結果について説明し、「セマウル運動を、新千年開発目標の達成に貢献できるよう、スマートに支援する」と明らかにした。
潘総長は午後は、大統領府で朴槿恵(バク・クンへ)大統領に会って、「国連も非武装地帯(DMZ)世界平和公園の造成に積極的に協力する」と約束した。
朴大統領は、「DMZ内の平和公園を北朝鮮と協力して推進し、北朝鮮が前向きな反応を示せば、国連と協議し、段階的に推進していきたいと思う」と、国連の協力の要請した。これに対し、潘総長は、「すでに、韓国外交部と協議し、国連で実務的な平和公園の法的、政治的可能性について全て検討した」とし、「南北間に公園造成についての合意さえなされば、国連が積極的に参加し、さまざまな制度的装置について助言し、協力する」と語った。
潘総長は、大統領府の訪問録に、「大統領の領導の下、韓半島の信頼プロセスが定着し、平和や繁栄が宿ることを祈願する」と書いた。「領導」という言葉が目を引いた。






