交通法規を違反せず、事故も起こしていない「善良な」運転者は、これから罰点減軽の特典が受けられる。
警察庁は、「交通法規を遵守するという誓約をして実践し、交通法規を違反しなかったり、交通事故を起こさなければ、1年ごとに特恵点数10点を与える『善良運転マイレージ』制度を8月1日から施行する」と、5日発表した。
本紙と警察庁は5日、ソウル西大門区(ソデンムング)の警察庁舎で、本紙の崔孟浩(チェ・メンホ)代表理事副社長と李晟漢(イ・ソンハン)警察庁長官が出席した中、「善良運転マイレージ」制度の定着に向けた相互協力了解覚書(MOU)を締結した。警察庁は、本紙のシリーズ「エンジンを切れ!反則運転」も共同で企画している。
警察によると、特恵点数はマイレージの形で期間に関係なく引き続き積み立てられる。運転者が後で交通法規を違反して罰点が付けられると、積み立てられた『善良運転マイレージ』から減軽してもらうことができる。
信号違反で摘発されれば15点の罰点が付けられるが、善良運転を1年以上した運転者は10点を減軽され、罰点は5点になる。マイレージは善良運転1年当たり10点ずつ引き続き積み立てられる。
8月1日から、運転免許証など身分証明書を持参すれば、各警察署や交番、地区隊で申し込むことができる。8月1日に申し込んだ運転者が1年間「無事故・無違反運転」をすれば、14年8月から罰点減軽の特典が受けられる。
この制度は、反則運転を追放するためには、厳しい取締り、徹底した法執行と共に、善良運転を実践する人に特典を提供するべきという趣旨から導入された。警察はこの制度が施行されれば、運転者が積極的に交通法規を守る文化が広がることが期待されている。
李長官は同日、了解覚書の締結式で「取締りだけでは交通秩序を確立できないと思う」とし、「警察と共に『エンジンを切れ!反則運転』シリーズを連載している東亜日報が一緒に交通秩序意識の先進化をけん引しよう」と話した。