「広州アジア大会の栄光をもう一度」
14年の仁川(インチョン)アジア大会のプレ試合として行われる「2013、仁川室内&武道アジア大会」の9種目の一つである囲碁に出場する韓国代表チーム8人の覚悟は、並ならぬものがある。広州大会では、韓国が囲碁種目の金メダル3個をすべて総なめしたが、今年の囲碁の勝敗は、中国のほうに傾く様子を見せているからだ。今年、百靈杯やLG杯、應昌期杯に続き、春蘭杯まで、世界の囲碁戦(個人戦)の4つのタイトルを渡すなど、危機に陥っている韓国の囲碁を救い出さなければならない負担を抱えている。
代表チームは、ナ・ヒョン3段(18)やカン・スンミン(19)、ビョン・サンイル(16)、イ・ドンフン2段(15)、そしてチェ・ジョン3段(17)、オ・ジョンア2段(20)、キム・チェヨン(17)、オ・ユジン初段(15)の男女4人ずつであり、皆1993年以降に生まれた棋士だ。韓国など11ヵ国から、計75人(男性40人、女性35人)の選手が、30日から7月5日まで、仁川松島(ソンド)の延世(ヨンセ)大学・国際キャンパスで、△男子個人戦、△男子団体戦、△女子団体戦、△男女フェア戦の計4つの金メダルをめぐり、戦うことになる。
同様に、強力なチームは、中国。中国は男子チームを、檀嘯(20)7段、唐韋星(20)5段、米踖廷(17)・連笑(19)4段など、皆世界大会で本戦に進んだ経験のある新鋭らで構成されている。
日本も、平田智也(19)3段、本木克彌(18)2段など、新鋭を中心に構成した。しかし、台湾は、周俊勳(33)、陳詩淵(28)9段など、自国内の最強の棋士らを送っている。
代表チームのバク・スンチョル・コーチは、「4月から3ヵ月間、韓国棋院で、共同研究や本番対局、フェア練習などを通じて、充実化を図ってきただけに、本番で十分に実力を発揮できるだろうと期待している」と話した。
金メダルを期待する種目は、女子団体戦や男女フェア戦。女子団体戦の場合、チェ・ジョンは幼いものの、度胸が据わっており、大きな成果を挙げるだろうと期待している。キム・チェヨンやオ・ユジンも、実力が大幅に向上した。
男女フェア戦は、戦略的種目として、4月から最高の組み合わせを見つけるため、多くの訓練を経てきている。フェア戦は、性格上、男女の呼吸が重要であり、ナ・ヒョンーチェ・ジョン、カン・スンミンーオ・ジョンア・チームに決まったという。各国の参加チームの最終エントリーは、大会前日の29日明らかになる。
とはいえ、男子個人戦や団体戦への希望を捨てたわけではない。中国が、世界大会本戦の経験者に、自国ランキング20位内の若い強者である檀嘯(5位)唐韋星(18位)、米踖廷(13位)、連笑(15位)と構成したが、われわれも、ナ・ヒョン(15位)、イ・ドンフン(21位)、ビョン・サンイル(23位)の活躍に期待している。彼ら3人はともに、中国リーグで活動しており、中国棋士らについて熟知しているからだ。特に、イ・ドンフンは先週終わった乙組のリーグで、6勝1敗を収めるほど、体調がよい。
代表チームのイ・ホンヨル監督は、「少なくとも、金メダル3個を獲得するのが目標だ」とし、「中国と金メダルの数が同じでも、銀メダルで勝って、囲碁種目でトップを狙っている」と話した。






