今月11日と12日、政府世宗(セジョン)庁舎に勤務している公務員1000人余りが一斉に遅刻する事態が生じた。京釜(キョンブ)高速道路で二日連続で交通事故が起き、酷い渋滞が発生したからだ。世宗庁舎の7省庁で勤めている6400の公務員の15%が集団で遅刻する異例の事態が二日連続が起きたのだ。
このため、企画財政部(企財部)など世宗庁舎各省庁では、毎月曜の朝に長官主催で開いていた幹部会議を、30分〜1時間ずつずらして開くことにした。企財部の高官は、「公務員たちが事故に遭わなかったのは何よりだ」と言い、「通勤バスが事故に遭うことでも起きると行政に空白が生じるだろう」と懸念を示した。同高官は、「毎日、1000人余りの公務員を乗せて高速道路を運行している通勤バスに事故が起きればどうなるのかと気を揉む時多い」と話した。
昨年12月19日、企財部の長官・次官室が世宗庁舎に移住したことで、政府世宗庁舎の第1段階の移転が完了して6ヵ月が過ぎた。出張費などの行政費用が急増し、政府の政策決定に遅れるなど行政の非効率による被害は、究極的には行政サービスの需要者である国民に被ることになると、行政専門家らは指摘している。
●7省庁の出生費、4ヵ月間で40億ウォン
16日、世宗庁舎の省庁によると、今年1〜4月の国内出張費総額は、昨年に比べて50%以上増加し、すでに40億ウォンに迫るという。企財部(12億4800万ウォン)と国土交通部(12億733万ウォン)は、すでに10億ウォンを突破した。年末までに、7省庁の国内出張費だけで100億ウォンを超える見通しだ。
企財部の関係者は、「果川(クァチョン)庁舎時代にも10月頃には出張費予算を使い果たし、他の予算から流用するためにずいぶん苦労をした」とし、「今年は、昨年より早く出張費が底を打ちそうだ」と話した。






