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慶尚南道議会、晋州医療院解散条例案を可決

慶尚南道議会、晋州医療院解散条例案を可決

Posted June. 12, 2013 03:57,   

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慶尚南道(キョンサンナムド)議会のセヌリ党所属の道議員が晋州(ジンジュ)医療院解散条例を成立させた。「国会の国政調査以後、条例を処理してもらいたい」というセヌリ党指導部の勧告を受け入れずに強行処理したのだ。与野党は13日、「国政調査計画書」を採択する予定だった。慶南道議会の野党陣営の道議員らは「違法」だと糾弾して、源泉無効と法的闘争を宣言して後遺症が続く見通しだ。

慶南道議会は11日午後2時15分ごろ、第308回臨時会本会議を開いて、晋州医療院の解散ができるようにした「慶南道医療院設立および運営条例一部改正案」を可決させた。洪準杓(ホン・ジュンピョ)道知事が2月26日、晋州医療院の廃業方針を発表してから105日ぶりのことだ。

セヌリ党所属のキム・オヨン慶南道議会議長は、野党陣営道議員交渉団体の「民主改革連帯」所属の11人が壇上を占拠して議事進行を阻止した中で、セヌリ党議員の助けを受けて、条例改正案を上程した5分後に電撃的に可決を宣布した。キム議長は議事棒無しに手で壇上を叩く真似をした。電子開票システムも稼動しなかった。

キム議長は議長席で、「皆様がご承知の内容であるため、質疑討論は省略します。原案を可決したいが、皆様、同意されていますね」と聞き、セヌリ党道議員らが「はい」と答えたら、「多数の議員が同意したため、可決した」と宣布した。民主改革連帯の議員らは「反対」「異議ある」「違法だ」と大声を上げた。

民主改革連帯は、「道民の過半数が反対する医療院解散条例を野蛮的に可決させた」とし、「暴力違法処理は源泉無効であり、法的闘争と条例復元キャンペーンを展開する」と批判した。

同日、道議会の前で集会を開いた保健医療労組も「洪知事とキム議長が地雷を踏んだ。保健福祉部長官に再議を要請し、晋州医療院と患者守りに乗り出す」と宣言した。晋州医療院のロビーでは名誉退職を拒否した組合員が座り込みを続けており、患者2人も相変わらず入院中だ。晋州医療院解散条例改正案を慶南道が公布すると、103年歴史の晋州医療院は解散され、売却など処分手続きも踏むことができる。