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北朝鮮に「金正恩バッジ」登場、一部の幹部に配布か

北朝鮮に「金正恩バッジ」登場、一部の幹部に配布か

Posted June. 04, 2013 05:10,   

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北朝鮮で金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記の肖像が描かれたバッジが登場したと、中国の北朝鮮事情に詳しい消息筋が3日、伝えた。「金正恩バッジ」は先月から平壌(ピョンヤン)で目撃されたという。しかし、全住民ではなく一部の幹部層を中心に配布された模様だ。

金正恩バッジが体制スタートから1年6ヵ月経って登場したのは、早いとは言えないというのが大方の分析だ。専門家たちは、北朝鮮体制の特性上、金正恩体制のスタート直後にバッジが配布されると予想していた。

北朝鮮ではバッジは身分を示す一つのシンボルのように考えられている。金日成(キム・イルソン)主席、金正日(キム・ジョンイル)総書記のバッジは労働党幹部用が別にある。金正恩バッジを高官に先に配布したのは、労働党の厚い信任と特恵を受けるという印象を高官に与えるための北朝鮮版「贈り物政治」だ。

しかし、バッジで自分の身分を誇示したい住民の欲求が大きいため、金正恩バッジもすぐに北朝鮮に広まるものと予想される。バッジの製作を担当する万寿台創作社の職員は、新しいバッジが出る度に密かに余分に製作して市場で高値で売ってきた。

現在、北朝鮮で一番高価に取り引きされるバッジは、労働党旗を背景に金日成主席と金正日総書記の肖像が描かれた別名「双像」バッジで、労働党幹部用だ。新しく出た金正恩バッジは希少性のため双像よりも高値で市場で取り引きされるものとみえる。