Go to contents

密陽送電塔工事8ヵ月ぶり再開、反対住民と激しく対立

密陽送電塔工事8ヵ月ぶり再開、反対住民と激しく対立

Posted May. 21, 2013 04:14,   

한국어

韓国電力公社(韓電)が20日、職員を投入して慶尚南道密陽(キョンサンナムド・ミリャン)地域の高圧送電塔工事を再開した。これに対し、送電塔設置に反対する一部地域住民がバリケードを設置して抗議するなど、強く反発して一部地域の工事が再び中断された。双方の対立が続いているため、物理的な衝突への懸念が高まっている。

韓電は同日午前6時、慶南密陽市府北(フブク)、舟場(タンジャン)、上東(サンドン)、山外(サンウェ)の4つの面(地域)に建てられる送電塔52基の工事のため、合わせて6ヵ所の現場に作業員を投入した。設置に反対する住民と韓電との間の交渉が物別れに終わって、昨年9月に工事が中断されてから8ヵ月ぶりのことだ。警察は韓電と住民の間の衝突に備えて、7中隊、500人あまりの警察を現場周辺に配置した。

工事再開のニュースが伝えられると、府北面ウィヤン里ピョンバッ村の入り口には住民約60人が道路の両端の木と木の間をロープで結び、韓電職員の進入を防いだ。住民は送電塔に向かう山道にも耕運機やトラクターなどでバリケードを作った。何人かの住民は「韓電が工事強行のために進入したら、首をつる」と言って、座り込み現場周辺の木4本に紐をかけた場面もあった。

住民の反発で韓電側は6ヵ所の現場の中で3ヵ所の工事をとりあえず中断し、残りの3ヵ所では伐木や測量作業だけを進めた。韓電の関係者は、「工事再開の初日であるため、一部住民の反発はある程度予想していた。韓電の職員195人を秩序維持団に配置するなど、住民の安全を最優先して工事を続けていく」と話した。