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3ヵ月間10センチ成長した元北朝鮮コッチェビ少年

3ヵ月間10センチ成長した元北朝鮮コッチェビ少年

Posted May. 06, 2013 03:27,   

北朝鮮で路上生活をしていたコッチェビのキム・ジンヒョク君は氷点下20度を下回る殺人的な寒さの中で路上で生活しながらも明るい笑みを忘れなかった。人が食べ残して捨てた骨で飢えを凌ぎ、ゴミ箱から見つけた大根の皮で食いつないだ。ジンヒョク君は物乞いをするなかで打たれた経験があり、頭の中央にコインほど大きさの傷跡2つが残っている。ジンヒョク君の凄まじい脱北過程は、今年初め、東亜(トンア)日報の総合編成テレビ「チャンネルA」で放送され世に知られた。日本にも紹介され、列島でも大きな反響を呼んだ。韓国に行けばお肉とキュウリを食べたいと言っていたジンヒョク君は、脱北者定着施設のハナ院で教育を受けて、韓国生活に順応している。

そして3ヵ月が過ぎて8歳になったジンヒョク君には、驚くべき変化が起きている。身長が実に10センチも伸びた。生計を立てるため、家族を捨てた母親、自ら命を断った父親のトラウマから抜け出したように、明るくて屈託ない子供に育っていた。5日は、韓国で迎える初めての子供の日だった。

ソウル大生活科学研究所の研究によると、満11歳男児の場合、韓国の子供が144センチ、39キロなのに対して、北朝鮮の子供は125センチ、23キロだという。身長は19センチが小さく、体重は16キロ少ない。世界食糧計画(WFP)の調査によると、5歳未満の北朝鮮の乳幼児の27.9%に当たる47万5868人が発育不振だという。今のままでは同じ民族でも人種が変わってしまう可能性もあるという分析は、決して誇張ではない。

韓国と北朝鮮とで変貌したジンヒョク君の姿は、統一韓国の未来である北朝鮮の子供たちを、このまま放置してはならないという厳重なメッセージを投げかけている。ジンヒョククンは、国境地帯に住みながら脱北できたが、北朝鮮全域では殆どの子供たちは日常茶飯事的に飢えている。住民3人に1人の割合で、衣食に困っている状態を放置するのが、北朝鮮が掲げている「金日成(キム・イルソん)民族」の現実だ。にも関わらず、北朝鮮は核とミサイルの開発に数億ドルを湯水のように使っており、金正恩(キム・ジョンウン)の食材倉庫には数百万ウォンもするワインとシャークスピン、キャビアのような海山の幸が山積みされている。

朴槿恵(パク・クンヘ)政府は、韓半島信頼プロセスを始動するため、政治的状況と関係なく北朝鮮の乳幼児への支援に乗り出す考えを明らかにした。一部では、北朝鮮が変わらない限り、そのような支援すらやるべきでないという声も上っている。だが、統一になれば、北朝鮮の子供たちもみな大韓民国の国民になる。私たちが北朝鮮を説得して救護の手を差し伸べるべきだ。