国防長官候補に指名されたが、各種疑惑が浮上し与野党から指名辞退の圧力を受けてきた金秉寛(キム・ビョングァン)氏が22日午前、突然指名辞退を表明した。同日午後、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は、新長官候補の人選を行わず、金寛鎮(キム・グァンジン)国防長官の留任を決定した。
国防長官候補が指名を辞退したのも、前の政権下で任命された国防長官が新政府下で留任となったのも初めてのことだ。
金氏は、A4紙1枚分の声明の中で、「国政の円滑な運営のため、国防長官候補を辞退する。当面の安保危機を無事克服し、わが国防がさらに堅固になることを願う」と述べた。
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