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民主党、国家情報院職員関連疑惑「証拠隠滅の可能性あり」と主張

民主党、国家情報院職員関連疑惑「証拠隠滅の可能性あり」と主張

Posted December. 15, 2012 02:59,   

民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補側が11日、「国家情報院(国情院)職員のキム某さんがインターネットで文候補を誹謗するレスを付けて選挙に介入した」という疑惑を提起していながらも、4日間も具体的な証拠を示さないまま「証拠が隠滅された可能性がある」というふうに言葉を変えている。

陳聲準(チン・ソンジュン)報道官は、12、13日までも「国情院の態度を見極めつつ、(証拠)公開の有無を決定付ける」「追加で持っている情報があるが、必要な時に発表する」と話した。文候補側は、「他の国情院職員も選挙に関わった」「具体的な情報や情況、確実な証拠がある」と繰り返してきた。

しかし、13日、キムさんが警察にノート型パソコンやデスクトップコンピューターを提出し、国情院が国会情報委員会で選挙介入を否定した後の14日、民主党は証拠が隠滅された可能性を提起したり捜査を見守らなければならないというふうに態度を変えた。

陳報道官は同日ブリーフィングで、キムさんが疑惑提起が提起されて3日が経って警察にノート型パソコンなどを提出したことに対し、「選挙日前に捜査結果が出るのを防ぐためにわざと時間を引き延ばしたり、誹謗レスといった証拠隠滅のための時間稼ぎではなかったのか疑わざるを得ない」と主張した。民主党の丁世均(チョン・セギュン)常任顧問は記者会見を開いて、「国情院は証拠隠滅のために時間を引き延ばして捜査を拒否してきた」と言って、証拠隠滅を規定事実化した。さらに「捜査機関が事実関係を突き止めるように捜査結果を待てばいい」と話した。持っていたと言っていた証拠資料については触れなかった。

文候補側は同日、△国情院の国内政治情報収集機能の全面廃止△それぞれの機関に対する担当官出入制度の全面廃止△民間人に対するオン・オフライン査察の徹底禁止などを主な内容とする国情院改革案を発表した。



zeitung@donga.com