米国のオバマ大統領とミット・ロムニー共和党候補は、選挙戦終盤まで一寸先も見通せない支持率競争を繰り広げた。全国の支持率では両候補は五分五分だが、当落を分ける激戦州でオバマ氏が優勢となり、オバマ氏が有利な位置を確保したという見方が大勢だ。
4日に発表された7つの全国支持率世論調査で、オバマ氏は4つでリードし、3つは両者が同率となった。ロムニー氏がリードしたものはひとつもなかった。ロムニー氏が上昇の勢いに乗っていた10月中旬には、ロムニー氏がリードする世論調査が2対1の割合で多かったが、ハリケーン「サンディ」後、オバマ氏のリーダーシップが際立ち、逆転した。特に、標本サンプルが2709人と他の世論調査より2倍以上多いピュー・リサーチの調査で、オバマ氏が50%対47%と比較的大差でロムニー氏をリードした点が注目される。
4日、リアル・クリア・ポリティクスの調査によると、激戦州8州のうちフロリダ州を除く7州でオバマ氏がリードした。バージニア州は、前日までロムニー氏が若干優勢だったが、1日でオバマ氏優勢に変わった。オバマ氏優勢州のうちコロラド州を除けば、オバマ氏のリード差が2〜4ポイントと大きく、これが2週間以上続いているため、投票当日に変化する可能性は低いと、専門家たちは見ている。
支持率調査では、性別によって支持候補が大きく分かれている。ピュー・リサーチ調査で、男性は50%対42%でロムニー氏を支持するが、女性は50%対43%でオバマ氏を支持していることが明らかになった。ウォール・ストリート・ジャーナルとNBCの調査でも、男性はロムニー氏側、女性はオバマ氏側という「性対決」がはっきりと表れた。
人種別の支持候補はより明確だ。白人は54%対39%でロムニー氏を支持するが、黒人の93%、ヒスパニックの66%はオバマ氏に投票すると答えた。
ワシントンポストが4日、各界の専門家を対象に実施した「勝者予測大会」でも、オバマ氏の勝利を予想する割合が圧倒的に高かった。
政治評論家、企業家、報道機関関係者など12人とバージニア州ラングレー高校12年の生徒を対象に実施した調査で、2人を除いて皆オバマ氏の勝利に手を上げた。ロムニー氏の勝利を予想した人は、共和党戦略家と同紙の競馬専門コラムニストだった。ラングレー高校の生徒たちも、選挙人団確保(290人対248人)と全国得票率(52%対48%)でいずれもオバマ氏が勝利すると予想した。今年で16回目の同大会は、政治評論家だけでなく、他分野の意見も聞くという点で意味がある。
一方、2000年の大統領選挙の時、票の再チェック問題があったフロリダ州では3日、全国的に締め切られた早期投票で問題点が明らかになり、早期投票期間を4日まで1日延長した。フロリダ州は、選挙人団29人の最大激戦州の1つだ。ハリケーン「サンディ」の直撃を受けたニュージャージー州では、被害地域の住民は6日に投票場に来ることなく、インターネットで投票用紙をダウンロードして、電子メールやファックスで投票できるようにした。
両候補の薄氷の争いとなり、歴史上最悪のネガティブ広報戦が繰り広げられたと調査された。ウェズリアン・メディア・プロジェクトの調査結果によると、今回の大統領選挙の広報戦で、ライバル候補の中傷ネガティブ広報が占めた割合は、オバマ氏86%、ロムニー氏79%となった。2008年では69%、2004年では58%がネガティブ広報だった。
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