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ノーベル文学賞の莫言氏、「別荘を与えたい」という提案を断る

ノーベル文学賞の莫言氏、「別荘を与えたい」という提案を断る

Posted October. 18, 2012 08:22,   

中国国籍者としては初のノーベル文学賞受賞者の莫言氏(57、本名・管謨業、写真)が大型の別荘を提供するという慈善事業者の提案を拒否した。正当な労働の代価でなければ、受け取らないということだ。

17日、半官営の中国新聞網によると、富豪であり風変わりな行動で有名な江蘇黄埔資源利用有限公社の陳光標会長は最近、中国版ツイッターの微博に彼自身が所有する北京の別荘2軒のうち1軒を莫言氏に譲渡すると話した。陳会長の別荘はそれぞれ870平方メートル(約263坪)と630平方メートル(190坪)規模だ。

これに対し、莫言氏に代わって兄の管謨欣氏がマスコミに「功なくして禄を受けない」という意味の中国のことわざ「無功不受禄」に触れ、陳会長の提案を丁寧に断った。

陳会長が別荘を譲渡したいと提案した理由は、莫言氏が91平方メートル(約27坪)の家に妻や娘、婿、孫、家政婦と一緒に暮らしている事が知られたためだ。現在、莫言氏の固定的な収入は、中国芸術研究院の文学院長から支払われる月給だけだ。小説の印税があることはあるが、海賊版が多く流通しているためあまり入らないと妻の杜芹蘭氏が伝えた。

実際、山東省高密市にある莫言氏の自宅は、著名な作家の家にしてはみすぼらしい方だ。エレベーターのない6階建てのアパートの5階にある自宅には、40インチ程度の平面テレビがその中で最も新しく、残りの家具はかなり古かった。居間が狭く、20ヵ月の孫娘を育てるなど、6人が一緒に暮らすのは大変そうだった。

このため、莫言氏は中国新聞網にノーベル賞金(800万クローナ、約13億ウォン)をもらったら、北京で広い家が買いたいと話した。北京の住宅価格が高すぎて、賞金だけで大きな家が買えるかは疑問だ。同氏は、「ある人が北京のマンションは1平方メートルが5万人民元(約880万ウォン)以上であるため、賞金をもらっても120平方メートル(36坪)の家しか買えないと言っていた」と話した。

一部では莫言が世界的な有名人になったため、大金持ちになるのは時間の問題だという言葉も出ている。



koh@donga.com