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金正日の料理人、藤本氏が金正恩の招待で訪朝

金正日の料理人、藤本氏が金正恩の招待で訪朝

Posted July. 21, 2012 07:26,   

「金正日(キム・ジョンイル)の料理人」として有名な日本人の藤本健二(66・写真)氏が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記の招待を受けて、20日、平壌(ピョンヤン)へ向けた発った。同氏は1989年から01年まで金正日総書記一家の料理人として働き、「少年金正恩」と親しくなった。11年ぶりの訪朝は現地にいる妻と2人の息子に会うためのものと見られる。

藤本氏は同日午後、日本成田国際空港で中国北京へ移動し、早ければ21日、北朝鮮高麗(コリョ)航空を利用して平壌に到着する予定だ。同氏は、日本を発つ際、「金正恩元首が直接招待しただけに、断れなかった」と話したと、日本共同通信が20日報道した。

藤本氏は北朝鮮を離れた2年後の03年、「金正日の料理人」という本を出版してベールに包まれていた金正日の私生活を外部世界に知らせた。住民は食べ物がなくて飢え死にしていても、金正日はヨットに乗り、キャビアをよく食べる豪華な生活を楽しんでいると暴露した。以後、身の上に不安を感じたらしく、黒いサングラスと頭巾を巻いていた。

また、現地で出会って結婚した韓国人の妻と2人の息子を見捨てたという罪悪感に悩まされてきた。藤本氏を数回インタビューした世宗(セジョン)研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)首席研究委員は、「彼は『息子の声が忘れられない』と吐露し、『将軍さま(金正日)が安全を保障してくれたら、北朝鮮へ行って家族に会いたい』と話した」と懐古した。

鄭委員は、「藤本氏はこれまで金正恩を外部世界に最も肯定的に伝えてきた人物であるため、金正恩が安全を保障して招待したものと見られる」と観測した。実際、同氏は03年の著書で金正恩のリーダーシップを肯定的に描写して、北朝鮮の3代世襲の後継者になることを予見した。



kyle@donga.com