Go to contents

[社説]鄭斗彦逮捕同意案の否決、朴智元氏を意識したのか

[社説]鄭斗彦逮捕同意案の否決、朴智元氏を意識したのか

Posted July. 12, 2012 06:51,   

セヌリ党の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員に対する逮捕同意案が国会で昨日否決となった。271人が票決に参加して、反対156票、賛成74票、棄権31票、無効10票が出た。無所属の朴柱宣(パク・ジュソン)議員逮捕同意案は賛成148票、反対93票で可決となった。国会議員の会期中の不逮捕特権を手放そうと言っていた与野党の国会改革約束は空手形になってしまった。

検察が鄭議員に対する令状実質審査のために国会に逮捕同意案を提出したのはやりすぎという議員の不満が働いた結果と分析される。票決に参加したセヌリ党議員は138人と把握される。鄭議員逮捕同意案反対票(156票)にセヌリ党議員の半分が反対票を投じても民主統合党の一部で同調票が出たという推論が可能だ。民主党は、「与党は無罪で、野党は有罪か」と主張するが、鄭議員のように貯蓄銀行汚職容疑で検察召喚が迫った一部議員が朴智元(パク・ジウォン)民主党院内代表を守るために「鄭斗彦守り」に乗り出したという観測が出ている。どのような理由であろうが、国会が仲間の国会議員を守るために、検察の法執行の手続きにブレーキをかけるのは正当化できない。

国会議員の不逮捕特権は、かつて権威主義政権時代に国会議員の政治的活動を保障するために導入された。しかし、民主化以後、政権の権力乱用の余地が大きく減って、法執行を妨げる「盾」に変質した側面がある。与野党は19代国会発足以後、特権放棄争いを繰り広げている。セヌリ党は不逮捕特権の廃止など、6代刷新案を打ち出した。民主党も年金制度の廃止や営利目的の兼職禁止などを提議した。しかし、今度の逮捕同意案の否決で、与野党の特権放棄競争が、掛け声だけが先走った見せ掛けだったことが明らかになった。票決結果の責任を負って、李漢久(イ・ハング)セヌリ党院内代表ら院内指導部が総辞退したが、「このような国会に刷新ができるだろうか」という国民の虚脱感を慰めるには物足りない。

民主党の朴用鎮(パク・ヨンジン)報道官は、李相得(イ・サンドク)前セヌリ党議員が拘束されたことについて、「ここ4年半の間、李前議員をめぐる各種疑惑を考える際、拘束捜査は当然なこと」と論評した。しかし、李前議員と類似の容疑で検察の捜査線上に上がった朴智元院内代表は、「検察の工作」「政治弾圧」と言って強く反発している。李海瓚(イ・ヘチャン)代表は、「検察を放っておかない」と脅した。セヌリ党議員に対する汚職捜査は正義の実現で、民主党議員への捜査は不当だという二重の態度だ。朴院内代表が悔しかったら、検察に出て堂々と釈明すれば済むことだ。