登記役員の年俸、最高は三星電子の１０９億ウォン

国内の上場企業のうち、売上を基準に上位１０００社の登記役員の昨年の平均年俸は３億７６７０万ウォンで、前年より２３．８％（７２４０万ウォン）が増加したことが分かった。登記役員の平均年俸で最高は三星（サムスン）電子で１人当たり１０９億ウォンだった。

登記役員は、社外取締役と監査役を除いて社内取締役の中でも最高経営者（ＣＥＯ）、最高財務責任者（ＣＦＯ）など主要役員を指す言葉で、１０００社に登記された役員は各企業で普通５人前後だ。

企業分析を専門とするＣＸＯ研究所は２１日、「売上基準で国内の上場企業上位１０００の社の事業報告書を調べて結果、三星電子の登記役員の平均報酬は１０９億ウォンで最も多く、ＳＫイノベーションが２位（４６億４７３０万ウォン）にランクされるなどＳＫグループの系列企業４社がトップ１０に含まれた」と明らかにした。

主要企業グループ別には、三星が平均２０億７７３０万ウォン最も高く、続いてＳＫ（１４億３６８０万ウォン）、現代（ヒョンデ）自動車（１０億６００万ウォン）、斗山（トゥサン＝９億７３４０万ウォン）、韓進（ハンジン＝９億２１７０万ウォン）の順だった。業種別には、ＳＫテレコム（３４億７８００万ウォン）とＮＨＮ（１８億５８５０万ウォン）などが含まれた情報技術（ＩＴ）業種の登記役員の報酬が４億８０００万ウォンで一番高かった。

コスダック登録企業では、セルトリオンが２１億２５５０万ウォンで、現代自動車（２１億ウォン）と三星エンジニアリング（１９億３５０万ウォン）、（株）ＬＧ（１６億８２３０万ウォン）などを抜いて、全体１４位にランクされ注目を集めた。登記役員１人に支払われる報酬が売上に占める割合を示す役員報酬率は、年間売上が３０００億ウォン水準のセルトリオンが０．７６２９４％で、売上額１０００億〜５０００億ウォン規模の企業の平均役員報酬率（０．１５３６２％）の５倍に近かった。

企業全体の役員報酬率の平均は０．１４１１９％で、三星電子は０．００９０２％と全体で９５１番目だった。三星電子の役員たちが絶対金額では最高の報酬をもらっているが、売上規模を考慮すれば決して高いものではないことを示している。

オ・イルソンＣＸＯ研究所長は、「企業によって登記役員の報酬を策定する基準が異なるが、売上額などを考慮すれば、期待値を上回る高い報酬が策定されている理由については、株主らが納得できる説明が必要だ」と指摘した。

jjy2011@donga.com