辞退を表明した韓悳洙(ハン・ドクス)駐米大使が韓国貿易協会(貿協)会長に推戴された。
貿協は17日、ソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)の貿易センターで会長団会議を開き、新任会長に韓大使を満場一致で推戴したと発表した。同日の会議には、司空壹(サ・ゴンイル)現会長をはじめ許鎮奎(ホ・ジンギュ)イルジングループ会長、許東秀(ホ・ドンス)GSカルテクス会長、姜徳寿(カン・ドクス)STXグループ会長、アン・ヒョンホ常勤副会長ら、会長団30人の中で20人が参加した。
貿協は20日の理事会を経て、総会で韓大使を貿協会長に正式選任する予定だ。韓大使は06年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下で副首相兼財政経済部長官として韓米FTA交渉を主導し、政権交代後も16日に辞意を表明するまで駐米大使を務めた。
貿易業界の一部では、官僚ではなく財界出身が新任会長を引き受けるべきという意見があったが、韓米FTAに精通した韓大使が会長に適任だという大統領府の意向が貿協会長団に伝わった模様だ。
大統領府は、韓大使の後任をできるだけ来週明けに人選する方針だ。駐米大使の候補には千英宇(チョン・ヨンウ)大統領外交安保首席秘書官と総選挙不出馬を宣言した朴振(パク・ジン)セヌリ党議員が取り沙汰されている。米国通の金塾(キム・スク)駐国連大使も検討対象に含まれたという。これまで下馬評に上がっていた司空壹貿易協会長、玄仁沢(ヒョン・インテク)元統一部長官、金宗壎(キム・ジョンフン)元通商交渉本部長は検討対象から除外された模様だ。
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