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オバマ大統領「韓米FTAは両国のどちらにも利益になる協定」 本紙が単独書面会見

オバマ大統領「韓米FTAは両国のどちらにも利益になる協定」 本紙が単独書面会見

Posted October. 13, 2011 03:01,   

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米国のオバマ大統領は11日(現地時間)、「韓米自由貿易協定(FTA)は、商品やサービス、投資、知識財産の交流において障害をなくし、米国と韓国の雇用創出と経済的な機会を拡大させる重要な協定だ」とし、「ひとことで言って、両国どちらにも利益になるウィン(Win-Win)協定だ」と述べた。

オバマ大統領はさらに、「韓米FTAは議会で超党派の支持を得ている」とし、「議会の超党派の支持は、韓米同盟に対する米国の意志のしるしという点を韓国の国会議員に伝えたい」と強調した。

オバマ大統領は、李明博(イ・ミョンバク)大統領の米国国賓訪問初日の11日、東亜(トンア)日報の単独書面インタビューでこのように明らかにした。オバマ大統領が、外国首脳の国賓訪問を機に、該当国の報道機関の単独インタビューを受けたのは初めて。オバマ大統領は、FTAはもとより韓米同盟、対北朝鮮問題、教育問題に至るまで、詳細に考えを明らかにした。

オバマ大統領は、米国産牛肉輸入問題と関連して、「両国どちらにも利益になる方法で韓国政府と協力し、合意事項を履行することを期待する」と明らかにした。また、米国の自動車会社の韓国市場進出については、「韓米FTAは、米国の自動車会社がより容易に韓国に車を輸出し、韓国消費者により多くの選択の機会を与えるだろう」とし、「フォードやシボレーといった自動車会社は、韓国市場での障害がなくなれば、韓国でも成功するだろう」と強調した。

オバマ大統領は、「財政赤字による米国の国防予算の削減が、在韓米軍の駐留にどのような影響を与えるか」という質問に、「米国の予算状況は逼迫しているが、米国は同盟国の大韓民国の国防と安全保障のために努力している」とし、「米国は、韓国に駐留する2万8500人の米軍と家族の福祉を提供し、韓米同盟の任務を遂行するために必要な兵力に投資を続ける」と約束した。

北朝鮮への食糧支援と関連して、「北朝鮮に制限付の食糧支援をするには、北朝鮮が、食糧が転用されないよう監視するモニタリング問題に対する私たちの深刻な憂慮を解決しなければならない」と強調した。

そして、「6者協議と並行して米朝対話が必要だと考えるか」という質問に、「6者協議のプロセスで、すべての参加国の利害関係に関わる問題が扱われるだろう。2国間の関心事も提起する機会があるだろう」としながらも、「しかし、北朝鮮は挑発的な行為を止め、真剣な協議を行う準備ができていることを示さなければならない」と強調した。

オバマ大統領は、「韓半島の緊張緩和に向けた南北首脳会談の開催問題をどう考えるか」という質問に対しては、「米国は、南北関係向上への韓国と北朝鮮の努力を支持する」とし、「韓米同盟の強化と韓米両国の緊密な協力は、韓半島の安定とソウルと平壌(ピョンヤン)の建設的な包容の枠組みを構築するうえで重要だ」とし、緊密な韓米協力体制を強調した。

オバマ大統領は、李大統領を国賓として招待したことについて、「私は李大統領をグローバル・パートナーとして尊重するだけでなく、友人として考えている」とし、「李大統領は、私に貧しい環境を克服し、企業家として、そして政治指導者として成功した感動的な話を聞かせてくれた。李大統領の成功は、大韓民国の成功と同様に世界の人々に感動を与えるモデルだ」と評価した。



yhchoi65@donga.com mickey@donga.com