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ナンバープレートなしで5年間…「ジョブズ氏愛車のミステリー」

ナンバープレートなしで5年間…「ジョブズ氏愛車のミステリー」

Posted October. 12, 2011 02:59,   

「スティーブ・ジョブズ氏はどうやってナンバープレートのない車に乗っていたのか」

ジョブズ氏の死を機に、新製品の開発からプライベートまで神秘主義を守ってきた彼の独特のスタイルが話題になっている中、ジョブズ氏が生前、愛車にナンバープレートを装着していなかったことが明らかになり、関心を呼んでいる。

ジョブズ氏の愛車は、07年型メルセデスベンツSL55AMGで、06年に購入して最近まで乗っていた。この車にはナンバープレートがない。ナンバープレートが装着していなければならない車両のフロントとリアの位置に、ナンバープレートではなく車両の製造年度などが分かる車体認識ナンバー(VIN number)のバーコードが小さくついている。

ロサンゼルスタイムズは10日、「ジョブズ氏のこのような行為の理由について、様々な推測が飛び交っている」とし、「どのようにしてナンバープレートなしで5年間、車を運転し、取り締まりに遭わなかったのかミステリーだ」と伝えた。ジョブズ氏の居住地域を管轄するサンタクララの交通記録によると、ジョブズ氏はベンツ購入後、2度のスピード違反をしたが、ナンバープレート未装着のために取り締まりに遭ったことは一度もない。

これに対して、プライベートの露出を避けていたジョブズ氏が、個人情報流出を憂慮してナンバープレートをつけなかったという分析が有力視されている。ナンバープレートの未装着が摘発される場合に課される罰金250ドルを払ってでも、プライバシーの保護を重視したということだ。

そのうえジョブズ氏は、自動車の移動量が多くなく、警察の取り締まりに遭う確率が相対的に低かったと考えられると、同紙は伝えた。主に車で15分から20分かかるパロアルトの自宅とクパチーノのアップル本社を行き来するのに自動車を利用したジョブズ氏は、1年間の走行距離が平均5500マイル(8800キロメートル)で、米国人の平均1万2000マイル(1万9000キロメートル)の半分にも満たない。

ジョブズ氏がナンバープレートをつけなくても取り締まりに遭わないようにカリフォルニアの自動車局(DMV)から特別待遇を受けたという声もある。これに対してDMV側は、「有名政治家であれ俳優であれ、そのような特別待遇はありえない」と強く否定している。ジョブズ氏が先端装置に関して鬼才であるため、走行中だけナンバープレートが見えるようにする特別装置を考案したという主張もある。そのほかにも、デザインを重視したジョブズ氏が、カリフォルニアのナンバープレートの文字スタイルが気に入らなかったためといった様々な憶測が飛び交っている。

ジョブズ氏がプライバシー保護のためにナンバープレートをつけなかったとすれば、彼の神秘主義は度を越えているという声もある。また、ナンバープレートのない車が、むしろ人の目を引く逆効果もあるだろう。自動車コンサルタントのポーラー・スキアー氏は、「平凡なタートルネックのセーターとジーンズ、ニューバランスの運動靴をトレードマークに注目を浴びたように、ナンバープレート未装着の車も、ジョブズ氏特有のトレードマークとして計画されたのかもしれない」と話した。

一方、ブルームバーグ通信など米国のメディアは10日、ジョブズ氏が5日午後3時(現地時間)自宅ですい臓がんで死亡し、特定の宗教とは関係のないサンタクララのある墓地に7日、埋葬されたことが確認されたと、死亡診断書を引用して報じた。



mickey@donga.com