8月の消費者物価上昇率が前年同期比5.3%増と3年ぶりの高水準となった。今年に残る4ヵ月間、物価が全く値上がりしなくても平均の消費者物価上昇率は4.4%となり、政府の年間目標だった4.0%の達成は事実上不可能になった。
1日、統計庁によると、8月の消費者物価指数は昨年同期比5.3%上昇し、08年8月(5.6%)以来3年ぶりに最も高かった。00年以降、消費者物価上昇率が5.0%を超えたのは01年5、6月と08年6〜9月の6回だけだ。
農産物と石油類を除いたコア物価も昨年同月に比べて4.0%上昇し、09年4月(4.2%)以来28ヵ月ぶりの高水準となった。
物価が5%以上急騰したのは、農産物価格の高止まりと賃貸住宅価格の高騰、金の価格の急騰が大きく響いた。農畜水産物は続く集中豪雨や台風で野菜類価格が昨年同月比31.8%上昇し全体的に13.3%上昇となった。品目別には干したトウガラシ価格の急騰で粉トウガラシが40.3%上昇し、白菜(32.2%)、サツマイモ(34.5%)なども大幅上昇した。
サービス部門では、賃貸住宅価格の高騰が物価の高騰ぶりに油を注いだ。チョンセ(まとまった敷金を払って月払い家賃がない貸家)は昨年同月比5.1%上昇し03年3月(5.3%)以降最も高い上昇率を示した。ウォルセ(月払い家賃の貸家)は3.0%上昇し1996年5月(3.0%)以来15年ぶりの最高値をマークした。これに電気料金の引き上げで公共サービス料金が1.4%、個人サービス料金が3.4%上昇し、サービス物価は前年同月比3.1%上昇した。
また金の価格の暴騰で金の指輪価格が29.1%値上がりし、灯油(24.3%)と軽油(15.8%)、ガソリン(13.4%)など石油製品価格まで跳ね上がり、工業製品物価も7.1%上昇した。
このような物価急騰の中でも、政府はひとまず物価上昇率を年間4.0%以下に抑えるという目標を修正しない方針だ。先月末に集中豪雨が終わり、物価急騰の最大の原因だった野菜類の作況が改善されてから、農畜水産物物価の安定化が期待されている上、通信料金の基本料1000ウォン下げで物価に影響が大きい通信料が値下がりし、9月以降は物価が安定化すると見込まれているからだ。
比較の基準となる時期からくる効果も、9月以降の物価上昇率の下落にプラスの働きをすると見られる。今年の物価上昇率の比較基準である昨年の月別上昇率は8月までは2%台で安定した動きを見せたが、9月に3.6%、10月は4.1%と高騰し、今年9月以降の物価上昇率は8月以前より相対的に低く見られるからだ。
任鍾龍(イム・ジョンリョン)企画財政部1次官は、「9月の物価上昇率は3%台後半から4%序盤へと下がると見られる。物価を取り巻く環境は厳しいが、目標達成のために残る期間最善を尽くしたい」と述べた。
だが、このような楽観的な展望にも関わらず、物価目標の達成はすでに達成不可能になったとの指摘が多い。今年に入って8月までの平均物価上昇率は、すでに4.5%に上る。政府の物価目標を達成するためには残る4ヵ月間の物価上昇率を平均3%で抑えなければならない。しかし長期的な物価の流れを示すコア物価の上昇率がすでに4%台となり、サービス物価の上昇を引っ張っている期待インフレーション率まで8月に4.2%と2年ぶりの最高値を示すなど、9月以降の物価が急落する可能性はあまりない。
LG経済研究院のシン・ミンヨン経済研究室長は「8月の物価が予想を大きく超えて値上がりした。チョンセ金の値上がり続いている上、コア物価の上昇率も高く、年間の物価上昇率4.0%は達成が困難とみられる」と話した。
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