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[社説]安保を揺るがすスパイと従北勢力、野放しにできない

[社説]安保を揺るがすスパイと従北勢力、野放しにできない

Posted September. 01, 2011 07:41,   

北朝鮮対南工作部署の労働党225局の指令を受け、スパイ活動をしていた韓国地下組織「旺載山(ワンジェサン)」が北朝鮮に渡した情報は、対北朝鮮攻撃兵器の諸元から特戦司令部訓練の日程まで、軍事機密級の資料が網羅されている。最近拘束起訴された旺載山事件関係者5人の検察控訴状には、彼らのスパイ行為が詳細に書かれている。

旺載山組織は、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)、特戦司令部訓練資料、スマート爆弾や野砲諸元などの軍事機密を北朝鮮に渡した。北朝鮮は彼らに、韓国社会で変革(革命)が発生する際、第17歩兵師団102連隊、工兵大隊、第9空輸特殊旅団などを攻撃するよう具体的な攻撃対象まで定め、指針を下していた。旺載山リーダー格の金容疑者は06年、米国の衛星が撮影した最高画素級の韓半島衛星写真の冊子やノートパソコン、USBメモリー3個を中国・北京にいた北朝鮮225局工作チーム課長に渡した。旺載山組織は、韓国の大統領、大統領候補、与野党政治家の動向を手にとるように把握し北朝鮮に報告したが、政府・政界をはじめとする各界に彼らを助けた勢力はいなかったのか。旺載山組織は、彼らの韓国の資金を新義州(シンウィジュ)のカジノホテル建設事業に投じる計画も立てていた。検察は、主観的な評価を排除し、北朝鮮指令や対北朝鮮報告文、忠誠文をもとに控訴状を作成したと説明した。

民主労働党(民労党)は、所属の地方自治団体首長や党役員が捜査を受けると、「局面転換用の公安追求」という常套句的な主張を繰り返し、捜査を妨害している。民労党は、国家機密を北朝鮮に渡した06年の一心会事件に関連した党員の除名処分をうやむやにした形態から変わっていない。民労党が本当に潔白なら、捜査を堂々と受けない理由はない。捜査拒否は従北勢力の宿主であることを認めたも同然だ。

済州江亭村の海軍基地工事妨害勢力にも、民労党の人間がからんでいる。海軍基地賛成側の住民は、「国家安保で必要な海軍基地を建設しようとしているときに、外部勢力が入ってきて反対の扇動をしている」と主張する。

主体思想派の重要人物だったが、その後転向した金ヨンファン北朝鮮民主化ネットワーク研究委員は、「現在、民労党の周辺にいる韓国主体思想派の核心勢力が、野党統合後の政界や政府の核心組織に入るなら、(大韓民国自体が)危機的な状況になる恐れがある」と警告する。北朝鮮赤化統一戦略の手先であるスパイと金日成(キム・イルソン)王朝集団を追従する従北勢力をこれ以上野放しにすることはできない。大韓民国と5000万の国民の安全がかかっている。