三星(サムスン)電子の今年第2四半期(4〜6月)の営業利益は昨年同期比26%が減少した。半導体と液晶表示装置(LCD)など、三星電子の代表的な事業部門の業績が悪化したためと見られる。
三星電子は7日、公示を通じ、今年第2四半期は39兆ウォンの売上や3兆7000億ウォンの営業利益が見込まれると、業績の暫定値を発表した。昨年第2四半期(売上=37兆8900億ウォン、営業利益=5兆142億ウォン)に比べ、売上は2.9%が増加し、営業利益は26.2%が減少した。今年第1四半期に3兆ウォンを下回る2兆9500億ウォンの営業利益を出した三星電子は、第2四半期は4兆ウォン程度の営業利益を上げるものと見込んだが、3兆7000億ウォンに止まった。
●LCDや半導体など、中心事業の低迷
期待に及ばなかった業績を巡り、電子業界は三星電子のLCD部門の低迷を最大理由に取り上げている。世界市場の消費者らがテレビを買い換える周期がまだ到来しておらず、テレビの主要部品であるLCDパネルの価格がなかなか回復できないためだ。業界は三星電子のLCD部門が、今年第2四半期に2000億ウォン程度の営業赤字を出したと見ている。
半導体部門は、Dラム価格の下落にも関わらず、世界トップのメモリー会社としてのコスト競争力があり、割合善戦したと見られる。同部門は今年第1四半期より約5000億ウォンほど増の2兆1000億ウォン程度の営業利益を上げたものと見られる。通信部門は、ギャラクシーS2が売れ行きが芳しく、1兆5000億〜1兆6000億ウォンの営業利益が見込まれる。
●ITモメンタムは消えるのか
グローバル電子情報技術(IT)業界が、東日本大震災の影響を受け、在庫確保に乗り出し、今年3〜5月はメモリー半導体の固定取引価格が一時値上がりした。しかし、先月からは各メーカーが在庫調整に入っている。秋の新学期の需要やクリスマスのプレゼントシーズンを控え、第3四半期の業績の持ち直しが期待されるが、ばら色の予測をするには不確実性が大きいというのが概ねの見方だ。
これまで、韓国経済の成長を主導してきたITモメンタムが消えるのではないか、という懸念も出ている。知識経済部が6日発表した、「6月のIT輸出を巡る現状」によると、6月のIT輸出は、携帯電話輸出の好調により、昨年同期より1.7%増の132億4000万ドルの輸出を達成した。しかし、ディスプレー・パネルの輸出(26億4000万ドル)は、フルHDテレビやモニターなどの販売低迷や単価下落により、5ヵ月間続けて減少した。
東部(トンブ)証券の李敏熙(イ・ミンヒ)本部長は、「三星電子は携帯電話の新モデルの効果や、有機発光ダイオード(OLED)の成果が出たことを受け、今年第3四半期はやや業績が好転するだろうが、対内外の経済環境が不安定であり、当面は苦戦するものと見られる」と述べた。
kimsunmi@donga.com






