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HPがポロロと提携、IT業界に「戦略的提携」ブーム

HPがポロロと提携、IT業界に「戦略的提携」ブーム

Posted June. 02, 2011 03:08,   

「プリンター会社とポロロが手を組むとは誰も思っていなかったでしょう」

HPアジア太平洋本部のホ・ジョンヨル事業開発マネージャー(次長)は近年、国内だけでなくアジア全域の多様なコンテンツ会社を訪問することに忙しい。昨年は幼児らの「大統領」と呼ばれる「ポロロ」の制作会社のオーコン、ネイバー地図を作ったNHNと提携した。パソコンがなくても、ユーザーがプリンターの画面からコンテンツ・アプリケーション(アップ、応用プログラム)を押すと、すぐ希望の内容を印刷できるようにするためだ。

ポロロアップを押すと、「ポロロ塗り絵」のページが出力され、新聞を押すと、プリンターからすぐ、見たい記事を出力することができる。これからは映画アップを押すと、各種チケットをその場で出力できる。ホ次長は、「印刷できるコンテンツを作る全ての会社がうちの提携対象」とし、「10年前までもプリンター事業部でコンテンツ会社を『仲間』に入れるために奔走することになるなんて、想像もできなかった」と話した。

最近、情報技術(IT)業界のホットイシューは「提携」だ。誰と手を組むか、味方をどれほど増やせるかが生き残りの必須条件に数えられている。その背景には市場の流行が変わり、独りでは生き残れないという企業の切羽詰まった思いがある。

●コンテンツ、人気提携順位

ここへ来て、NHN、ダウム、ネイトなど、インターネットサービス会社はIT業界の提携ブームのお得意先だ。電子会社だけでなく、自動車会社まで提携の問い合わせがグンと増えた。国内検索市場で7割のシェアを占めるネイバーを運営するNHNの場合、現在パートナーシップを結んだ会社がHP、三星(サムスン)電子、現代(ヒョンデ)自動車など多岐に渡っている。

これは無線インターネットが急速に日常に浸透し、自動車やテレビ、プリンターなどがインターネットとは切り離せない関係になったためだ。冷蔵庫、クーラーまでインターネット機能を搭載し始めた。誰がより早くインターネットを活用し人気コンテンツを自分のものにするかが重要になり、自然とインターネットの人気サービスの検索サービス、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などが提携順位で1位になった。イム・ジンファン韓国HP社長は、「ユーザーが望むコンテンツを多様な空間で楽しめるよう支援するのがIT業界で一番重要な仕事になった」と話した。

インターネット会社と電子業界の提携は、グローバル市場でも活発だ。グーグルとソニーが手を組みスマートテレビ市場に参入し、三星電子はドリームワークス、コムキャストなどグローバルな映像事業者と活発に提携を組んでいる。

●「独りでは生き残れない」生態系戦争の始まり

最近グーグルが発表したモバイル電子財布の「グーグルウォレット」が話題になった理由は、サービスそのものの新鮮さよりは、グーグルがマスターカード、シティーバンクなど、影響力のあるグローバル事業者と「味方」になったからだった。このようにIT市場が急速にモバイル中心に再編されていく中、いわゆる企業同士の「チーム組み」が重要になっている。戦略的な提携が増えている背景だ。

スマートホン時代にプライドを傷つけられたマイクロソフトは、今年初め、自社のモバイル運営体制(OS)を安定的に適用してくれるメーカーを探した末、結局ノキアと手を組んだ。ノキアも自社OSには多様なアプリケーションがつけられず苦戦していた。三星電子はモバイル分野でグーグルと全方位で協力して共に市場を広げている。

三星経済研究所のチェ・スンビョン首席研究員は、「かつて個別に存在していたサービスと製品が情報通信技術の発展と市場変化により、急速にお互いにつながりを深めている」とし、「このため、個別企業同士の競争が、共存できる企業集団の『生態系』戦争に拡大している」と分析した。



kimhs@donga.com