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国境付近の脱北者家族、統制区域に強制移住

国境付近の脱北者家族、統制区域に強制移住

Posted April. 09, 2011 09:08,   

最近、北朝鮮が中国との国境付近に居住する脱北者たちの家族を統制区域に強制移住させているという。これで、政治犯収容所とは別に「脱北者家族収容所」という、違う形の人権迫害が北朝鮮で起きようとしている。

北朝鮮情報筋は8日、「咸鏡北道会寧市(ハムギョンブクド・フェリョン)から追放対象に分類された脱北者の家族が7日、咸鏡南道へ向かった」と伝えた。これを機に、会寧市からすぐ300世帯が追放される予定だと、同筋は伝えた。

強制移住される住民たちは、家族が北朝鮮を脱出して韓国へ亡命したことが、北朝鮮当局によって確認されたケースだ。また、北朝鮮当局は、行方不明者が出た世帯に対しても、韓国へ亡命したかどうかを調べているという。このため、5日には会寧市に労働党、軍、保衛部で構成された合同特別調査団が派遣されたという。

会寧市から追放された住民たちが向かったのは、咸鏡南道クムヤ郡の協同農場で、住民の往来を防ぐため、鉄条網と監視哨戒所、警備兵舎などが昨年に作られたと、同筋は伝えた。



zsh75@donga.com